日経225の両建てで利益が出るのはなぜか?
先日記事、異業者両建てくりっく株365版 たまに訪れる手堅い収益チャンスゲット!についていろんな感想を頂いております。「あの売買をもう少し詳しく解説して欲しい」ということですので、出来る範囲で記事にまとめてみたいと思います。
異業者両建てCFD版のカラクリ
実は、本日新しい仕掛けを入れてあります。これは、くりっく株365の口座にあるポジション画像です。
これだけだと、単なる日経225買いポジション10枚で買値22830となります。
でも、これは両建てポジションです。同時にGMOクリック証券CFD取引口座で日本225売りポジション100枚を22730で入れてあるのです。
約定代金で比較すると、GMOクリック証券10枚=くりっく株365が1枚の割合になるので、これで日経225の両建て取引完成となります。
外見だけみれば、FXのスワップポイントサヤ取り(異業者両建て取引)によく似た内容となっています。
違うのは、FXがスワップポイント差を利益に変えていくのに対して、CFD版は価格差変動(サヤ変動)を利益に変えていくということです。
くりっく株365:日経225買 | 22830 |
---|---|
GMOクリック証券:日本225売 | 22730 |
サヤ | 100 |
この価格差(サヤ)が今度拡大すると想定して作ったポジションです。
本来、どちらも日経225先物をもとに値が生成されているCFD取引ですので、値動きは同じになるはずです。
でもですね。
毎日観察していると、「値動きが完全に同じではない」ことがわかります。この同じでない原因は、いくつかあるのですが「くりっく株365に配当相当額がある」などの制度の違いが大きいと思われます。
本来同じはずの値動きが、完全に同じでないということは、そこにサヤ取りの収益チャンスが可能性が見えてくるわけです。
これらの変化を利益に変えていくのが、このサヤ取りです。
リスクは、かなり低目です。
だって、両方とも日経225先物をもとにした値動きをするので大きくサヤが崩れるといっても通常100〜200程度だからです。
想定される最大損失は、通常であればくりっく株365で10枚の買いポジションで約10〜20万円くらいです。
得られる利益額も10枚で最大10万円程度です。私は、大体10枚で5〜10万円程度を目安に利益確定するようにしています。
利益確定までの日数は数日から数か月と仕掛け時期などによって差があります。
今回のサヤ取りの仕掛けは、前回異業者両建てくりっく株365版 たまに訪れる手堅い収益チャンスゲット!とはポジションが逆になっています。
これは、前回は「サヤが250超に拡大したあと、縮小を狙った仕掛け」なのに対して、今回は「サヤが100まで縮小したあと、拡大を狙った仕掛け」だからです。
ちょっと補足すると、例年7月末から8月末にかけてくりっく株365の日経225は上昇しやすい傾向にあります。なぜかというと、9月に大型配当相当額が発生するからです。昨年9月実績でみると、1枚の買いポジションで13000円くらい発生しています。買いポジション持っているだけでいただける配当相当額ですので、かなりおいしいのです。
いつも想定どおりにいくとは限りませんが、かなり堅実にとれるやり方ですので、チャンスがある度に仕掛けていくことにしています。