くりっく株365サヤ取り サヤの収縮で利益が増減する仕組み
くりっく株365のサヤ取りポジションでの利益増加の仕組みについての質問がありました。このやり方は、を応用したものなのですが、そもそもサヤ取りになじみがない方にはややこしい部分があります。でも、慣れてしまえば日経225下落時でもストレス少なく利益を狙える有効な方法ですので、私のポジションとサヤ場帖の推移と併せてみて頂く形で説明させていただきます。
サヤの値動きと含み損益の関係
本日現在の口座状況です。評価損益573,500円+配当相当額157,905円=731,405円の含み益となっています。
前回記事:NYダウ配当金生活2018年8月状況の時の含み益が約40万円ですので、ここ1週間で30万円ほど増加しています。
この30万円の含み益増加は、NYダウと日経225の価格差(サヤ)が変動したためです。
参考までに、8月8日かた8月11日までのサヤの動きをご覧ください。
月日 |
NYダウ |
日経225 |
価格差(サヤ) |
---|---|---|---|
8月8日 |
22103 |
19959 |
2144 |
8月9日 |
22063 |
19750 |
2313 |
8月10日 |
21864 |
19415 |
2449 |
8月11日 |
21872 |
19383 |
2489 |
これは、毎日私が手書きしている場帖値を抜き出してきたものです。実際の場帖が手書きでちょっと汚かったので打ち直しています。
この表で注目していただきたいのが、一番右の「価格差(サヤ)」欄です。ここは、NYダウー日経225の数値ですが、8月8日2144が8月11日2489と300以上増加しているのが確認できるはずです。
これが、サヤの動きです。
私のくりっく株365ポジションは「NYダウ買いー日経225売り」の両建てポジションとなっています。
つまり、「NYダウが上昇+日経225が下落すれば利益=価格差が拡大すれば利益」という具合になっています。
サヤ取り経験の無い方は、ちょっと混乱する部分なのですが上記表にポジションを乗せてみればわかります。
- 8月8日値22103でNYダウ買いポジション1枚を作ったとすれば、8月11日値21872では−23,100円の含み損
同様に・・・
- 8月8日値19959で日経225売りポジション1枚を作ったとすれば、8月11日値19383では57,600円の含み益
・・・ということになります。
両建てポジション全体では、約3.4万円の含み益となっています。私はこの両建てポジションを10枚づつ保有しているので、含み益が約30万円以上増加した訳です。
くりっく株365サヤ取りは、この場帖値を見ながら売買をしていきます。
含み益が乗ってきているということもありますが、そろそろこの両建てポジションも決済時期が近づいてきています。配当相当額を受取ながらポジションに利益が乗ってくるのを待つというスタイルなので、結構気楽にできるというところもあります。
最後まで油断せずに、利益をしっかりと確保できるようにやっていきます。