くりっく株365 特別約定による利益
くりっく株365の特別約定による利益が発生しています。特別約定と書くとすごく特殊な感じがするかもしれませんが、実はそうではありません。これは、くりっく株365の両建て制度による独特の決済方法によるものです。
くりっく株365 特別約定と使い方
特別約定決済結果です。利益額は+28,194円となっています。
特別約定というのは、「転売・買戻しの申告」を使った決済のことをいいます。「転売・買戻しの申告」というのは、両建てポジションを相殺して消滅させる機能でくりっく株365独自のものです(くりっく365にも呼び名は違うのですが、同じ機能はあります)。
今回の特別約定は以下の流れでやっています。
- FTSE100買いポジション作成
- 相場上昇により含み益発生
- 含み益確保のため売りポジション作成し両建てにする。
- 両建てポジションで数ヶ月保有後「転売・買戻しの申告」にて決済
両建てした当時は、FTSE100の下落リスクが高かったため「下げたら売りで取る」目論見もありました。結果的にその後更に上昇しています。
そこで、下落狙いの売りポジショを保有している意味が無くなってきたという判断で、買いポジションと抱き合わせて消滅させたということです。
通常の両建てポジション決済であれば、「買いポジション決済」と「売りポジション決済」という両方のポジションを個別で決済する必要があります。当然ながらスプレッド・手数料が買いポジション決済+売りポジション決済という通常の片張りトレードの2倍費用がかかってしまいます。
更に、他口座で両建てポジションを保有し続けると、スワップポイント差額や配当・金利差額などの費用負担が生じます。保有日数が多ければ多いほど負担もかさむという仕組みです。
この「転売・買戻しの申告」だと、買いと売りを相殺するためスプレッド・手数料が2倍になることはなく、普通のトレードで「買って売ったもと同じ」です。
しかも、くりっく株365は配当・金利相当額は売りと買いで同値となっているため両建てポジションを長期間保有していても費用負担が増えるということがありません。
そして、両建てポジション決済時に、為替の値動きに翻弄されて余計な損失を出すこともありません。
こういった特徴により、くりっく株365ではこの「転売・買戻しの申告」を使うことで両建てをどなたでも手軽に使えるようになっています。
- 買いポジションで利益が乗ってきた。
- 一旦下げそうな感じがする。
- でも長期的には上げる感じもあるので買いポジションも保有しておきたい。
こういう時は、買いポジションを単純に決済するのではなく売りポジションを建てて一旦両建てにしておくのも面白いです。仮に両建てにしたとしても投資家にとってリスクが増えることはありません。
手数料・スプレッド:通常決済でも両建て後の「転売・買戻しの申告」を使っても同じなので「利益確定でもよいけれど、少し考えたいので一旦両建てしておこう」なんて形もアリです。
逆に急激な暴落相場で「大損の可能性がある」と判断したときなど「損きり」は出来なくても「両建てにする」ことなら出来るということもあります。
そういう時は、一旦両建てにして数日おいてから「やはり損きりが正解だ」という結論となったら「転売・買戻しの申告」で両建てポジションを消滅させれば両建てした時点で損きりしたのと同じ結果となります。
こんな具合に、「転売・買戻しの申告」は、いろんな使い方ができます。現在保有しているFTSE100買いポジションは15枚です。これからも、相場の流れをみながら両建てを組み合わせて資産を増やしていくつもりです。
くりっく株365、私の使っている口座は岡三証券です。