米国株 2022年1月の値動きの特徴
2021年末ごろから、米国株も上げる株だけでなく、「上げる株」と「下げる株」に分かれてきているようです。
全体が弱いからといって、どの株も下げている訳ではありません。
NYダウやナスダックが下げでも上げ続ける株も結構あり、なかなか興味深いです。
業績が良いから上げるというものでもないところも面白いです。
私がウォッチリストに入れてチェックしている米国株が20前後あるのですが、それらの値動きが大きく3パターンに分かれている気がするので、その傾向をここで記事にさせていただきます。
まあ、参考程度にお読みくださいませ。
大きく3つのグループに分かれている
3つとは、以下のグループです。
- IT系好業績株
- 高配当株
- NYダウ系大型株
IT系好業績株
一つ目は、IT系好業績株です。
このチャートは「クラウドフレア」です。来期も30%超の売上増見込みで業績は好調なのですが、ここのところの下げて大きく売られて株価が200⇒100前後と半分になっています。
半分まではいかないにしても、アマゾンやテスラなど、昨年大きく上昇した株は大体同じ値動きですよね。
11月くらいからガンガン下げてきて、ここにきてやっと下げ止まった感じがでてきています。
「金利上昇」にとても敏感で、米国金利上昇傾向となるたびに、大きく下落する傾向があります。
高配当株
2つ目は、高配当株です。
AT&Tは、保有している方も多いと思います。
12月中旬くらいから上げ続けています。
NYダウやナスダックが大きく下落した日でもお構いなしの勢いなんです。
業績だってよい訳ではないんですけどね。
特に、先程のIT系好業績株とは逆の動きになり易く、ここのところ「金利上昇」には上げで反応しています。
NYダウ系大型株
3つ目が、NYダウ系大型株です。
ここではVISAのチャートを載せさせていただいています。
VISAも11月〜12月にかけては大きく下落したものの、その後はしっかりとした動きになっています。
1月に入ってからは、先程の2パターンのどちらとも違う動きと感じています。
2022年1月 私の売買方針
私は、長期保有で米国株を保有し続けています。
昨年末に半分くらいの株を売却して、現在買い直しているところです。
買い直しは、この3つの傾向をみながら逆張りでやっています。
例えば、先週であればIT系好業績株が下げていたので、今回紹介したクラウドフレアなどを買っています。
昨日は、金利上昇が落ち着いたせいか、下げ気味に推移していたAT&Tを買いました。
こんな具合に、下げている時に買っていく訳です。
昨年のように、米国株があれもこれも上がる展開は暫くはないと思っています。
というのも、コロナ反動の恩恵での好業績は2022年決算くらいまでだからです。
2022年までの業績は株価には既に織り込み済みです。2023年以降の業績予想は多くの企業で鈍化していく可能性が有りうるので、株価上昇は鈍くならざるを得ません。
更に金利上昇開始という逆風もあります。
それをを併せて考えれば、ゆっくりと買っていけば良いかなという気がします。
まあ、焦らずにいきましょう。