CFDコーンで価格調整額 2017年6月分発生
CFD取引で保有しているコーン売りポジションで価格調整額が発生しています。今回は1枚で2000円以上とかなり大きなものになっています。
CFDコーン サヤすべりが起きるかに注目
これまでのCFDコーンの価格調整額の推移です。一番上の2018円が今回の価格調整額です。1枚の売りポジションを保有していれば2018円受け取れたことになります。
このCFD取引でコーンが売買できるようになったのは3年くらい前からです。GMOクリック証券HPで公開されている過去の価格調整額をみても2000円以上という記録はありません。
なので、この2018円はGMOクリック証券CFD取引のコーンとしては過去最大金額だと推測されます。
私は、30枚売りポジションを保有しています。
薄赤色部分が今回の価格調整額でいただいた60,540円です。売りポジションを建てたのが6月23日で1週間程度しか経っていませんが、価格調整額は満額受け取れます。
でも、この画像見て「あれ?」と思った方もいるかもしれません。
現在の利益が9,678円なんです。昨日ちょっと上げているせいもあるのですが、利益額が少ない気がするかもしれません。
実は、その通りなんです。
この価格調整額は、CFD取引値をシカゴコーン先物市場から生成していると思われます。
先物市場では2017年7月限・2017年12月限という具合に年月ごとに取引されています。これは一般的には限月取引制度と呼ばれています。具体的には、2018年分だけでも5つくらいに分かれていてそれぞれ別の銘柄として取引されています。CFD取引では、取引の中心となっている銘柄を軸に1本の銘柄として取引します。定期的に中心となっている限月の交替があるので価格調整額が発生するという仕組みです。
昨日までは2017年7月限がCFD取引コーンの生成元だったのですが、本日からは2017年12月限が生成元になっています。その差である18ドルが価格調整額2018円となったという具合です。
こう書いても、先物市場の仕組みがよくわかっていないとチンプンカンプンかもしれません。
要するに、今回私の口座で発生した60,540円は利益の先取り的な意味があるということです。
もしも、ここからコーンの値が全く動かなかったとすれば数か月後には、理論上2017年12月限コーン値が下がってきて現ポジションの評価損益が60,540円に増えていくことになります。
限月間の価格差(サヤ)を時間とともにすべらせるように利益に変えていく。
これが、サヤすべり取りの名の由来でもあります。
ただ、このサヤすべりは実際に値動きとして確認することはなかなかできません。コーン値が数ヶ月全く動かないなんてことは絶対にないからです。
それでも、サヤを利用して売り続けていけば利益になりやすいのも事実です。実際、私はこの運用法を主力として25年以上やってきています。
とはいうものの、この理論の理解はなかなか難解かもしれません。
私も最初に本で読んだときは、?が10個くらい並びました。それでも、「なにやらお金の匂いがする」と感じたので深く掘り下げていったという経緯があります。
コーン相場は天候相場の終盤戦です。ある程度上値は見えてきたようにも思えるのですが、勝負は最後までわかりません。一番楽観的なシナリオでは、ここからコーン相場自体が一崩れすることになります。そうなれば、利益が今回の価格調整額に更に上乗せされることになります。
油断なく、コーン値推移を見守っていきます。