CFDコーン2017年
CFDコーンの値動きが無くなってきています。大きな値動きの前は動きが無くなることも多いので、その前兆かもしれません。CFDコーンの理論価格やこれからの売買方針についてまとめました。
CFDコーン 米国IT農業が及ぼす影響
CFDコーンのここ半年の週足です。緩い右肩上がりなのですが、なかなか波に乗れない形が続いています。
私は、数か月前より「コーンの売り場」を探しています。まだ売るには早いと思っています。
よく言われることですが、農産物銘柄には「理論的上限」と「理論的下限」があります。
- 理論的上限:高くなりすぎてとコーンを買う人がいなくなる価格帯
- 理論的下限:安くなりすぎて生産者がコーン生産を止めてしまう価格帯
今の361.8というコーン値は「理論的下限」に近いと一般的には言われています。
しかしながら、ここのところIT技術の導入理論的下限は下がっているという側面もあります。
- GPS技術などにより収穫の悪い地区を見つけて問題点を抽出して増収に繋げている。
- 品種改良により干ばつなどに強い品種を作り出した。
この他にも様々な改善を続けていることで、同じ土地で作れるコーンの生産量は15年前に比べて1.5倍くらいに増加しているというデータもあります。これらの現況を加味すると、コーン値はまだ理論的下限まではまだ余裕があるという見方もできます。
加えて、今年の予想も豊作です。
ここからこのまま一段安となる可能性も十分にあります。
売りを狙っている私としては、少し高値があった方が良いのですがその高値がないままに下落するかもしれません。
もしそうなった場合は、私としては見送りとするつもりです。売りにせよ、買いにせよ、時期をじっくりと待って仕掛けていけば大失敗することはまずありません。
焦っていたりすると、時期が到来していないのにそれらしい理由を見つけて出して仕掛けていくことがあります。こういう仕掛けをして結果がどうなるのかは多くの人がわかっています。
まだ4月です。例年5月・6月はコーンが大きく動きます。売るにせよ買うにせよ、大きな勝負をするのはこれからが本番です。日々の場帖記入を続けながら、サヤすべり取りの基本を守って仕掛け時期到来を待ちます。
運用資金を待機させ、着実に行きます。