【損きり】スワップポイントサヤ取り 傷口を拡げる失敗パターン
ほとんど損を出すことのないスワップポイントサヤ取りですが、たまには損きりが必要になることがあります。
この損きりの時には、傷口を拡げるような行為もやりがちです。
2020年4月6日の売買もそんな感じでした。
今回の記事は、決済時の失敗例として参考にしていただければと思います。
決済のきっかけ:ポジション作って3日後にスワップポイント逆転
今回の組み合わせは「売り:GMOクリック証券ー買い:GMO外貨」でした。
仕掛けたのはメキシコペソ円です。仕掛けた当時は、スワップポイント差が80円あったのです。
ところが、翌営業日のスワップポイント差は一気に20円に縮小し、その翌日にはー10円と逆転してしまったのです。
こういう短期のスワップポイント変動はたまにあります。
いつもであれば、「やむを得ない」ということで、成行注文で決済するところでした。
ところが、今日は「ちょっと欲を出してしまった」のです。
その欲を出した結果がこちらです。
−130,400円:決済結果
いつもの収支表にまとめてみます。
項目 | 為替損益 | スワップポイント損益 | 合計損益 |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 611,000 | -8,800 | 602,200 |
GMO外貨 | -755,000 | 22,400 | -732,600 |
合計 | -144,000 | 13,600 | -130,400円 |
最終損失130,400の損きりとなってしまいました。
実は、成行注文で決済すれば2口座のスプレッド分の1万円程度の損失で済んだはずなのです。
保有したいた両建てポジションは400万通貨です。
最大注文数量が100万通貨なので4回に分けて決済する必要があります。
100万通貨は成行注文で決済したんです。
その後がいけませんでした。
魔が差した瞬間
次の100万通貨の決済注文を出そうとしたときに魔がさしてしまったのです。
この1万円の損失を素直に出せばよかったのに、「スプレッドで0.3銭程度だから指値注文で決済してしまおう」なんてやってしまったのです。
NYダウが朝方から高かったこともあり、ちょっとくらいなら上昇するだろうという甘い気持ちがありました。
でも、こういう時は往々にして厳しい天罰が下るものでもあります。
その後、お約束のように指値注文には届かずにメキシコペソ円は下がりだします。
そこで焦った私は、結局4銭くらい下がったところで残り300万通貨を決済しています。
こういうパターンは慣れているはずなんですけどね。
欲を出して傷口を拡げてしまいました。
素直に反省ですね。
まあ、こんな失敗をしてもこの後の売買利益で埋めていくことはできます。
気を取り直して、次の新規ポジション探しをしたいと思います。