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スワップポイントサヤ取り決済 指値・逆指値は有効か

スワップポイントサヤ取り決済で「指値」「逆指値」を使うことについての質問をいただきました。

スワップポイントサヤ取り 決済方法の質問

決済に「指値」「逆指値」を使うのはいかがでしょうか?

 

スワップポイントサヤ取りで、証拠金を少な目にして資金が枯渇しそうなところで決済値に同値で「指値」と「逆指値」を入れておいて対応するというのはいかがでしょうか?

 

この方が証拠金に対する利益率が上がり、資金効率が良くなるという気がします。

 

多分、10回中9回くらいはうまくいくと思います。ただ、理論通りいかない事態への対応策も考えてやる必要がある気がします。

 

以下、補足させていただきます。

 

スワップポイントサヤ取り決済 指値・逆指値について

 

まずは、スワップポイントサヤ取りの基本事項の復習から書かせていただきます。

 

スワップポイントサヤ取りの仕組みを熟知されている方は、後半の「私の回答」まで読み飛ばして頂いて結構です。

 

スワップポイントサヤ取りでの売買は、両建てによってスワップポイント差を利益に変えていくという仕組みになっています。

 

参考:スワップポイント 最適組み合わせ+売買ルール

 

具体的には以下のようなポジションを持ちます。

 

  • 豪ドル円 1万通貨両建て
  • 買い口座 10万円で1万通貨買いポジション
  • 売り口座 10万円で1万通貨売りポジション

 

この状態で両建てポジションを維持していけば、「買い口座」と「売り口座」にスワップポイント差がある限り、毎日のように利益が積み上がっていくということになります。

 

ただ、為替水準が動けば全体のバランスが崩れ始めます。例えば、豪ドル円が下落すれば「買いポジションは含み損」となり「売りポジションは含み益」となります。

 

上記の例でいけば、豪ドル円が6円くらい下がれば、買いポジションは6万円の含み損ですが、売りポジションは6万円の含み益となります。

 

この場合でも、為替損益部分の合計収支はほぼゼロ円と大きな動きはありません。

 

為替変動があっても両建てポジションが維持できる限り、全体の収支が悪化しないというのもスワップポイントサヤ取りの特徴の一つです。

 

この状況で、毎日スワップポイント差利益が積み上がっていくので長期間両建てポジションを維持できれば、スワップポイント逆転現象などが起きない限り利益は大きくなっていきます。

 

とはいうものの、値が動けば何らかの手をうたねばならなくなります。

 

ポジション全体で大きく損失となるようなことはないのですが、相場が大きく動けば何らかの手を打たなければ両建てポジションを維持するのは難しくなるからです。

 

先程の事例でいけば、豪ドル円が6円ではなく8円動いたような場合です。この場合、売りポジションには大きな含み益が乗っているものの買いポジションは証拠金不足で強制ロスカットされる可能性が出てきます。

 

今回の質問は、このときの対応についてのものです。

 

私の場合、「片方に資金追加」または「手動で一旦決済」で対応することにしています。スワップポイント差が十分に開いているのであれば、決済は考えずに両建てポジションを維持することを第一に考えます。

 

どちらで対応するかは、その時点の「私の余裕資金の状況」や「豪ドル円のスワップポイント差の状況」をみてきめます。

 

その時点で、豪ドル円スワップポイント差が20円以上開いているのであれば、両建てポジションを維持するために新たに資金を入金するという具合です。

 

私のやり方は、こういう資金不足時期を想定して充当用の予備資金を用意しています。そのため、安全性は高まるものの必要資金が多き目となり資金効率はそれほどよくありません。

 

今回の質問は、こういう局面になったときを想定して予め「指値」と「逆指値」を入れておいて同値で決済したらどうだろうという趣旨です。

 

理屈上は、これで決済出来ればこれまでの利益は確保できます。そして、追加資金なども不要となるので資金効率も上がるという効果も期待できます。

 

でも、この方法はいつもうまくいくかどうかは微妙なところがあるのです。

 

私からの回答

 

多分、10回中9回くらいはうまくいくと思います。ただ、理論通りいかない事態への対応策も考えてやる必要がある気がします。

スワップポイントサヤ取り 決済

冒頭書いた回答と同じ文章です。この理由が大切です。

 

このやり方で、もっとも留意すべきは「スプレッド拡大リスク」です。

 

米ドル円・豪ドル円などはどこのFX口座でもかなり狭目のスプレッドを提供しています。

 

ただ、朝方の時間帯や指標発表時などはその例外としています。

 

これが、結構なクセ者です。

 

私は、自動売買などで何度も経験しているのですが、数分〜数十分くらいの時間でスプレッドが大きく拡大するときなどに逆指値を刈り取られてしまうことがあるのです。

 

スワップポイントサヤ取りでも、こういう時間帯に片方のポジションだけが決済されてしまってもう片方のポジションが残ってしまう可能性があります。

 

こういう現象が起きると、心理的に追い詰めらたりして、もう片方のポジション決済もうまくできずに「往復ビンタ」をくらうこともあります。

 

これが起きるのは「10回に1回程度」なのか「何十回に1回程度」なのかはわかりません。

 

それでも、定期的に起こると想定される現象です。

 

スワップポイントサヤ取りは毎日少しづつ利益を貯めていく運用法です。この1回の損失が大きな痛手となることも有り得ます。

 

なので、逆指値・指値をあらかじめ入れておkぅのであれば、「スプレッド拡大時間への対応法は必須とおもわれます。

 

例えば、スプレッドが拡大すると予想される「週初め」や「重要指標発表時」には、指値と逆指値をはずして余裕資金を増やしておくなどです。

 

もしそうする場合でも、煩雑な入手金はどこのFX業者でも嫌うところです。売買無しで入出金を繰り返すのは極力控えるべきです。

 

 

でもよぉ、どれくらい余裕持たせればいいかってのも悩むことろだよな。


 

確かにその通りですね。私の資金配分などは以下でもまとめてあります。

 

参考記事:スワップポイントサヤ取り よくある資金配分失敗パターン

 

スワップポイントサヤ取りでは、低リスクでコツコツと利益を積み上げるところが大きな魅力です。余裕ある資金配分をもとに安定した運用をされることをおすすめいたします。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

スワップポイントサヤ取り(異業者両建)の低リスクなやり方 運用成績とルール詳細

スワップポイントサヤ取り 参照ページ

スワップポイントサヤ取り運用については以下も参考にされて下さい。

スワップポイントサヤ取り(異業者両建)の低リスクなやり方

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2017/08/16


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