良い波についての考え方と売買タイミング
2020年12月8日のNYダウー日経225サヤ取り場帳状況です。
ちょうど、サヤ変動のちょっとした波が訪れているところです。
NYダウー日経225サヤ取りの特徴
- 勝率約90%。2017年からの売買実績
- 1枚売買の目安は40〜50万円(証拠金状況を勘案して決定)
- 特徴@:両建てなのでリスクは一般の裁量トレードより低目
- 特徴A:暴騰・暴落の影響を受けにくい
- 特徴B:周囲の雰囲気を気にせずに、冷静な売買判断をしやすい
サヤ取り場帳状況
月日 |
NYダウ |
日経225 |
価格差(サヤ) |
---|---|---|---|
11月30日 |
29646 |
26497 |
3149 |
12月1日 |
29751 |
26894 |
2857 |
12月2日 |
29880 |
26870 |
3010 |
12月3日 |
29969 |
26745 |
3224 |
12月4日 |
30159 |
26825 |
3334 |
12月7日 |
30037 |
26343 |
3694 |
ここ一週間、サヤ拡大中です。
12月1日に2857まで縮小したときは、「当面縮小気味に推移しそうだ」という感じだったんですけどね。
翌日から4日連続で拡大しています。
こういう突発的な動きには、私は乗れません。
そして、無理に乗ろうとも思っていない。
悔しいには悔しいんですけどね。
こんな時は、サーファーの言葉をよく思い浮かべます。
「良い波は年に数回しかこない」
ネット検索で見つけたのですが、衝撃でした。
サーファーというのは、しょっちゅう海に入って波乗りをやっているイメージだったからです。
サヤ取りも同じようなところがあるんです。
絶好の仕掛けパターンみたいなものがある。
でも、そのパターンは年に数回もこない。
そのパターンだけを狙うのは難しいものの、それに近い形をとらえて売買をしていくことで、手堅い利益が出しやすくなっていく。
だからこそ、サヤ取りは慣れれば慣れるほど売買がゆったりとしていく傾向があります。
しかも、ゆったりとした売買になっても利益率は下がらないんです。
ゆったりした売買は「ポジションゼロの休み」をきっちり取れているという意味でもあります。ポジションを持たない日が増えるので、自然に損失を抱えるリスクも減らせます。
適格にサヤ変動の波をとらえられる売買ができるようになるため、日々の場帳記入を続けていきます。
NYダウー日経225サヤ取りについて
NYダウと日経225の価格差(サヤと呼ばれています)変動を利用しながら利益をだしていく運用法です。
日本と米国は関係が深いこともあり、NYダウと日経225は相互が影響を与え合うような形で変動しています。
その価格差(サヤ)は、拡大したり縮小したりします。
その流れを利益に変えていくものです。
サヤ変動を利益に変えていくには、「NYダウ売りー日経225買い」という感じの両建てポジションによる売買をしていきます。
具体的な仕掛けパターンは2つあります。
- NYダウー日経225の価格差(サヤ)縮小⇒拡大をねらった仕掛け:日経225売りーNYダウ買い
- NYダウー日経225の価格差(サヤ)拡大⇒縮小をねらった仕掛け:NYダウ売りー日経225買い
拡大を狙うか、縮小を狙うかで、作るポジションが正反対になります。
このサヤ取りのメリットは、大きく3つあります。
- 周囲の雰囲気に呑まれにくく冷静な売買判断ができる。
- 拡大縮小の流れがつかめてくれると収支が安定する。
- 日中株価を見ている必要がないため、忙しくても実践可能
売買には、この後にお見せする「場帳(バチョウ)」という売買道具を使います。
岡三証券が提供するサヤチャートも似たようなタイミングでシグナルが出るので、参考指標として使っています。
NYダウー日経225サヤ取り ここまでの成績
- 運用原資:7,797,081円
- 2020年運用元金 8,353,476円
年度 |
損益額 |
累計損益額 |
---|---|---|
2017年 |
1,202,919円 |
1,202,919円 |
2018年 |
819,128円 |
2,022,047円 |
2019年 |
-1,465,652円 |
556,395円 |
2020年 |
2,389,320円 |
2,945,715円 |
2020年は、堅実な運用をお見せしたいと思っています。
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