くりっく株365 現行商品の上場廃止
くりっく株365の制度が2010年に大きく変わるという発表が出ています。
公式ページ:取引所株価指数証拠金取引における現行商品の上場廃止と新商品上場について
内容次第ですが、これは「新たな収益機会の到来」となるかもしれません。
この制度変更を、私達のくりっく株365サヤ取りでどのように活用していくかをまとめてみました。
現行商品の上場廃止の内容とサヤ取り運用への影響
くりっく株365公式ページに載っている新制度のイメージです。
認可が下りるのが前提というので、詳細はここから変更があるかもしれません。
内容を読む限り「先物取引の限月制度」に似たようなものになりそうな気がします。
- 日経225 2020年限
- 日経225 2021年限
日経225だけで、年が違う2つの銘柄が取引できるイメージです。取引できる期間は、9〜12月の4カ月間くらいが目安です。
この4か月間は、日経225で2020年限と2021年限の2つの銘柄が取引できることになるかもしれません。
この状況が、日経225だけでなくNYダウやFTSE100などでも出来るようになる。
そんな感じで理解しました。
この制度変更で、期待できる効果も書かれています。
- スプレッドの縮小
- マーケットメイカーの増加等による流動性の向上
くりっく株365で、長期保有ポジションが増えすぎているという指摘は噂では聞いていました。
その噂はどうやら本当だったんですね。
それが解消することで、流動性改善とスプレッド縮小の効果というのは筋の通った話です。
マーケットメイカーも増加により競争環境が整うことで、取引条件は更に改善します。
この前提で、私たちの運用法への影響を考えてみます。
私達のやっているサヤ取りは、数ヶ月単位のサヤ変動を利益に変えていく運用法です。
このため、ポジションを1年以上長期保有するようなことはほとんどありません。
今回の制度尾変更で、くりっく株365サヤ取りが悪影響を受ける心配はないとみています。
むしろ、スプレッド縮小が現実化してくれれば、その分利益が増加することになるので、プラスとなりそうな気もしています。
それと、もう一つ楽しみなことがあります。
新制度 希望の芽
日経225だけで2つの銘柄が売買できるような時期が4ヶ月くらいできるんですよね。
もしかすると、この期間が半年とか1年とかになるかもしれないですよね。
これ、チャンスかもしれません。
日経225だけで2つの銘柄がでてくるのであれば、そこには価格差(サヤ)が発生することになるかもしれないからです。
サヤ取り派なら、誰もがこう思っているはずです。
サヤのある所に収益チャンスあり。
・・・ですよね。
銘柄の価格差(サヤ)がでてくればくるほど、サヤ取りのチャンスは増加していきます。
- 日経225 2020年限 21000
- 日経225 2021年限 20900
おそらくこんな感じで、何らかの価格差がでてくるだろうと推測されます。
先物取引の理論でいけば、「機関の違う銘柄には価格差が出るのが普通」です。
価格差を利益に変えていくのは、私達サヤ取り派の仕事です。
どのようなサヤ取りに使えるかは、実際の価格差をみなければわかりません。
まだ2020年の話しではありますが、この辺を希望の芽として検討課題としておきます。
いずれにしても、今回の制度変更は、私達のサヤ取りには良い影響が多そうです。
くりっく株365でのサヤ取り売買は、これからもいつも通りに続けていきます。