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配当落ちとは・・くりっく株365ミニ知識

くりっく株365の配当落ちについてまとめました。先日、配当落ちについて質問がありました。「配当落ちの影響などについて知りたい」という内容であり、他にも疑問を持たれている方も多い気がしましたので、記事にまとめさせて頂きます。

 

くりっく株365 私の使い方

個別株の配当落ちと日経225の配当落ちの影響

株式投資では、保有株式で配当金が発生すると「配当落ち」とが発生します。この配当落ちについてSMBC日興証券HPでは以下のように説明されています。

 

配当落ちとは、その期の配当を受ける権利が権利確定日の翌営業日をもってなくなることをいいます。また、権利が受けられない分、株価が安くなったことをいう場合もあります。例えば、1株1,000円の株が配当を1株当たり5円出すとします。配当がもらえる権利があるのとないのでは、理論的には5円の差が出ます。これが配当落ちです。この例では、配当落ち後、5円の配当分だけ株価が下がり、理論上では株価は995円になります。ただし、株価はその他の要因でも日々値動きしていますので、理論どおり株価が変化するとは限りません。

 

株式投資をやっている方でも、配当落ちについては意味が分からんという方も結構います。

 

日経225は、個別株の集合体のようなものなので個別株同様に配当落ちが発生することになります。なので、くりっく株365でも配当落ちは発生することになります。

 

この配当落ちは「翌日の取引値の下落」という形で現れます。先日9月26日の日経225の大型配当相当額の事例で「配当落ち」がどんな感じで発生しているのかを見てみましょう。

 

 

9月26日 日経225データ

 

くりっく株365 配当落ち

 

大型配当相当額のあった日のくりっく株365日経225の取引データです。見にくいかもしれませんが、薄黄色部分が最終的な値である清算値は20386と発生した配当相当額は1枚あたり13,065円です。

 

くりっく株3651枚の取引は、値×100倍です。配当相当額を100分の1にすると理論上の「配当落ち値」になります。今回の場合、約130ということです。

 

翌日の取引データにこの影響がでています。

 

9月27日 日経225データ

 

くりっく株365 配当落ち 2

 

薄黄色部分に注目してください。前日清算値が20386で始値が20278です。110くらい下がって始まっていますね。これが、配当落ちの影響部分です。

 

ご存知のとおり、くりっく株365は朝方の午前5〜6時くらいまで取引ができます。その3時間後くらいに翌日の取引が始まるという仕組みです。先日清算値といってもそれは3時間前くらいのちょっと前の値なので何も材料がなければこんなに大きく動くことはありません。

 

配当落ちで130前後下落した気配値から始まって20278で初値がついたというのが、この9月27日データの意味するところです。

 

そして、27日の清算値では20393と前日終値よりも上昇していて終了していて、所謂「配当落ちを埋めた」と呼ばれる状況となっていまず。

 

ちなみに、NYダウ・FTSE100でも配当落ちはあります。@DAXは配当込みの値なので配当落ちはない作りになっています。

 

配当落ちについて 私の見方

 

私は、この配当落ちについては計算上の下落にすぎないので気にするほどのものではないと思っています。

 

配当落ちについては、ネット上で調べてもあいまいな表現やわかりにくい表現が目立ちます。そういう点では、あまり断言して書くことはできない領域なのかもしれません。

 

参考までに、私の「配当落ち」に対する解釈をまとめておきます。これは、質問頂いた方への返信メールとだぶります。

 

株価は、大雑把には「相場の地合い」と「企業の稼ぐ力」で決まります。配当金は「企業の前年度の稼いた実績からの分配金」です。

 

このため、配当落ちが企業の稼ぐ力に影響を与えるものではありません。稼ぐ力と配当落ちという視点でみれば、その後の株価推移は大きく3つに分かれます。

 

  • 稼ぐ力が前年度以下に衰えてしまっているのであれば株価は下落していく。
  • 稼ぐ力が前年度並みであれば株価は配当落ち分は埋める。
  • 稼ぐ力が前年度以上であれば、株価は更に上昇していく。

 

あとは、相場全体の地合いですね。日本経済が不景気に喘いでいるような時には少々好業績でも株価はなかなか上がりません。

 

こういう視点から、私は配当落ちは気にせずに売買をしています。

 

年間を通じてみれば、配当相当額が大きいNYダウでは日経225以上の配当落ちが発生しています。それでも、その配当落ちを埋めながら日経225よりも大きな株価上昇をはたしています。これは、米国企業の稼ぐ力が優れているということでもあります。

 

配当相当額を受取ながら、しっかりと稼いでまいりましょう。

 

くりっく株365 私の使い方

2017/10/05


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