信用取引金利は消費者金融より高い
短期売買ではほとんど気にならない株式の信用取引金利ですが、積み上がると大きなものになるのは信用取引経験者はよくご存じかと思います。この金利水準については、昔から「消費者金融より高い金利」と言われてきました。
しかし、ここ数年ネット証券の台頭などにより信用取引環境も劇的に変わってきています。2017年現在、それが当てはまるのかどうかの検証と「金利負担ゼロで信用取引と似たことが出来るくりっく株365」をご紹介します。
信用取引金利は消費者金融より高い
2016年6月にくりっく株3655の預かり資産が500億円を超えました。派手な宣伝が少ないので目立たないのですが、くりっく株365は地道にユーザーを増やし続けてきています。
くりっく365にも、仕組み上は金利相当額という買いポジションを持つと負担しなkればいけない金利負担額があります。でも、2017年現在は日本の金融政策のお蔭で金利相当額ゼロという状況が続いています。
取扱銘柄は、4銘柄と少ないのですが金利負担額ゼロでレバレッジ30倍以上の取引が出来るくりっくkばう365は、信用取引利用者にとっては夢のようなサービスでもあります。
そのせいか、結構な数のユーザーが株式投資からくりっく株365へと流れてきているとも言われています。
実際に信用取引でどれくらいの金利負担が必要かを調べてみました。ネット証券で有名なM社の2017年7月現在の金利負担表です。
項目 |
制度信用取引 |
無期限信用取引 |
---|---|---|
買い:信用取引金利 |
3.1% |
4.1% |
売り:貸し株料 |
1.15% |
2.0% |
- 信用取引金利は、買い建玉(ポジション)保有時にかかる金利負担です。
- 貸し株料は、売り建玉(ポジション)保有時にかかる金利負担です。
これだけ見ると大したことがない気がするかもしれません。でも、信用取引は預けたお金の3倍の建玉(ポジションのこと)が持てます。
このため、3倍くらいの建玉を作る方の金利負担はこの金利の3倍となります。つまり100万円預けて300万円相当の株式建玉を作ると100万円で300万円分の金利を払う状況となるのです。
昔から言われる、消費者金融よりも高い金利というのはこの状況での比較での話です。
3倍の建玉を保有した場合の金利負担
項目 |
制度信用取引 |
無期限信用取引 |
---|---|---|
買い:信用取引金利 |
9.3% |
12.3% |
売り:貸し株料 |
3.45% |
6.0% |
こうなると、かなり高い気がします。
プロミスさんで「フリ−キャッシング」2017年7月11日現在の金利を調べたところ以下の数値でした。
- 4.5〜17.8%
借りる方の属性などで消費者金融の金利はかなり違ってきます。とはいえ、消費者金融の低い方の金利と比べれば、信用取引負担金利のほうが高くなっています。
投資家の属性にもよりますが、、信用取引金利の方が消費者金融の貸し出し金利よりも高くなるというケースは現在も多いという気がします。
低金利の2017年でも「信用取引金利は消費者金融より高い」という昔の言葉はかなり正しいと言えるかもしれません。
個別銘柄の売買をレバレッジを効かせて売買するのであれば、信用取引を使うしか方法はありません。でも、日経225と連動するような大型株で信用取引をするのであれば金利負担コストゼロのくりっく株365で日経225を売買するというのも有効な選択肢だと感じます。
くりっく株365は、信用取引のように金利負担がなく先物取引のように期限もありません。だからこそ、私のように長期間買いポジションを保有して配当相当額を受取ながら有利な状況を待つという戦略も無理なくできます。
金利相当額ゼロの恩恵を活かし、ゆっくりと資産を増やしていきます。