相関係数表 FXのリスクヘッジの参考資料
FX・主要国株価指数・原油などの2016年11月現在の相関係数です。これは、岡三証券くりっく株365口座で無料提供されている「e-profit株365」で提供されています。買いポジションのリスクヘッジなどにご利用ください。
「米ドル円買いーNYダウ買い」という選択肢 相関係数表でみた仕掛け
この相関係数表は1に近づけば近づくほど「値動きが連動する」という目安になります。今回のケースだと、NYダウとFTSE100とDAX@が高相性となっています。
原油や金や債券などとの相関係数も載っているので相場界全体の関係がわかります。「株とくりっく株365」や「FXとくりっく株365」といった投資分野横断的な売買をする時に便利です。
この相関係数で留意しておく点は、「相関係数は時間とともに変化する」ということです。今回相関係数が高いからといって将来までも保障されている訳ではありません。例えば、半年くらい前までNYダウと日経225の相関係数は0.7以上ありました。今回は、それが0.228まで下がっています。
経験上、日経225とNYダウは相関係数が高いことが多いのですが今のように反対に近い値動きをすることもあります。
この相関係数表をみるうえで大切なのは「傾向を掴んで対処する事」だと思っています。定期的に相関係数をチェックしていくことで、長期的に相性が良い組み合わせが見えてきます。
一時的に相関係数が崩れているような時は、その相関係数の回復を狙って仕掛けるというのも有効な戦略になります。
NYダウ買いと米ドル円買いという使い方
今回の相関係数表で興味深いのは「米ドル円とNYダウが逆相関になっている」ことです。
つまり、NYダウが上げれば米ドル円が下げるという感じで動く傾向があったということです。これを利用した形でバランスの良いポジションを作るのであれば「米ドル円買いーNYダウ買い」という感じになります。
この逆相関を利用したポジションは、「スワップポイント受取+配当相当額受取」となるので比較的心理負担少なく長期保有できるポジションになります。今の相関係数の数値がある程度続きそうだという想定であれば、こういう仕掛けも面白いかもしれません。
いろんな使い方ができる面白い無料ツールです。