IPO西武鉄道初値割れなら買っておきたい理由
23日上場の西武鉄道にちょっと違う視点で注目しています。初値割れが濃厚とも言われているのですが、もしも初値以下であれば少し買っておこうかと思っています。西武鉄道を買っておこうかと思っている理由は2つあります。
西部鉄道を買う2つの理由
一つ目の理由は、「ここから大きくは下げなさそうだ」というところです。もともとIPO価格も2300円を目指していたものが1600円まで下げています。2300円台では鉄道株としては割高という評価だったものが、1600円まで下げてくれたことでかなり割安感がでてきました。
もう一つがサーベラスとの不穏な関係です。かなりの株を売却予定だった大株主サーベラスは1000円くらいで西武鉄道株を35,4%保有したままに変更になったことです。こういう大株主がいると、株価が荒れ易いんです。良い意味でいえば「話題だけで暴騰する可能性」もでてきたということです。
西武鉄道の業績自体は、それほど悪くはならないでしょう。鉄道業という性質上、内輪もめがあっても業績への影響は軽微です。それよりもなによりも、大株主サーベラスは株価を2000円以上に上げたくてしょうがないのですから株売却が解禁となる6ヶ月後までに何らかの動きをしてくるであろうことは明白です。
全体の地合いがよければ、いずれ西武鉄道株が素直に2000円以上に上げてくれる可能性もあります。そうでなくても、何らかの話題をサーベラスあるいは西武鉄道の経営側が提供してくるかもしれません。
昔のように仕手戦に発展する可能性はないでしょうけど、いろいろな思惑が絡んで株価が動くかもしれません。でも、相場というのは不思議なもので、「初値割れ確実」なんて言われているとフタを開けてみるとまあまあの初値がついていたりするんですよね。
ちょっとワクワクしながら、明日の西武鉄道上場を待ちたいと思います。一応、指値1600円の買いを入れておきます。初値以下ならまずは少量買い、そして下げていくなら更に少々づつ買ってみます。