豪ドル円手書きグラフからの見通し
いつものように、豪ドル円のグラフを描きながら日々過ごしています。サヤすべり取りによる豪ドル円見通しです。
豪ドル円 往来相場を利益にかえる方法実験中
豪ドル円手書きグラフ2018年4月27日までの画像です。方向性のでない往来相場が続いています。
上げ転換気味かなと思いきや、ここ数日は「もう一段下げあるかも」と感じさせる動きです。
正直に申し上げまして、どちらにもつけません。
裁量トレードポジションも60−60の両建てを維持していて、方向性がでたらそれに合わせて傾けていく予定でいます。
小動きが続いて売買判断を迷いがちなときは動かないというのも大切なんですよね。
迷っているときにポジション操作をやってもうまくはいかないものです。こういう時は、翌日の場帖記入まではポジション操作についてとやかく考えないようにして別のことを考えるようにしています。
今、研究しているのは「往来相場を収益源に変える方法」です。
今の豪ドル円のような往来相場は、裁量トレードでは細かい売買になりがちです。ちょこちょことは取れるのですが、その後の大きな動きで逃げ遅れて最終的に大きな含み損を残すこともあります。
細かい値動きに神経をとがらせて苦労した割にはリスクも相応にあり、実入りは少な目ということになりやすいのが往来相場でもあります。
それを、手間を減らしつつもう少しリスクを減らしたやり方を実験中です。
これには、サクソバンク証券のFXオプションを使います。今やっているのは、以下のような流れです。
- 往来相場を観察して「これ以上は下がらなさそうだ」という地点を推測する。
- 流れが変わってきたと思ったら仕掛ける。
- 作るFXオプションポジションは「コール・オプション売り」か「プット・オプション売り」
- あとは期日まで放っておき収益を得る
実際に保有しているポジションが、4月11日と4月23日に作った期日8月10日で合計10万通貨分の米ドル円105円のプット・オプション売りです。プレミアムの合計平均値は1.047です。
8月10日期日に米ドル円が105円を割ることがなければ、1.047×10万通貨=104,700円の利益を得ることができます。
米ドル円現在値が109円台で更に円安になりそうな雰囲気もあるので、このままいけば余裕でこの利益を得られそうです。
これらは米ドル円106〜107円台で作ったFXオプションポジションです。この時点でなぜ米ドル円105円のポジションが作れるのかと不思議な感じを受ける方もいるかもしれません。
理論的には時間的価値を勘案するため売買が出来るということです。
先程の手順に話を戻すと、米ドル円相場の往来相場を観察していて「105円割れが一時的にあってもそれ以降の円高進行は進みにくそうだ」と感じていました。
そこで、流れが円安気味になったところでプット・オプション売りを仕掛けます。このポジションは「米ドル円が105円より上にあれば利益」となります。その後、。往来相場が続いても105円割れにならなければ利益が受け取れます。
この部分、今回は「米ドル円上げ転換」と見たので「プット・オプション売り」ですが、逆の「米ドル円下げ転換」と見れば「コール・オプション売り」ということになります。
FXオプション売買値であるプレミアム値には、時間的価値が日割り計算のような形で上乗せされています。この時間的価値は1日ごとに減少していきます。
「買い」ではその減少は収支にマイナスとなるのですが、「売り」ではその減少は収支にプラスになっていきます。
この部分だけみれば、なんとなくFXのスワップポイントにも似ています。
私のポジションも、保有ポジションのプレミアム平均値は1.047なのですが、現在値は0.626ということで4万円ほどの含み益となっています。
仕掛けてから105円台まで円高が進んだ時期もありました。
でも、時間的価値は着実に減っていくので保有ポジションにはそれほど大きな含み損は出ずに推移しています。
これと似たようなことを「豪ドル円売買」でもできないかなと思っています。実験的にポジションは保有してはいます。豪ドル円80円のプット・オプション売りなのですが、このまま利益に繋げられるかどうかの自信はまだありません。
あまり余計なことをし過ぎると「ヘタの考え・・」になりかねません。無理せず、いつもの売買をしながらコツコツやっていきます。私のサヤすべり取りの基本部分は、亀千人投資術にまとめてあります。