トルコリラ上昇期到来か?
トルコ中央銀行は19日の政策決定会合で、10.25%⇒15%と大幅に金利を引き上げています。
市場はこれを好感して、トルコリラは上昇しています。
この強さがどこまで続くのか、チャートからみていきます。
トルコリラ日足チャート 2020年11月20日
私は、トルコリラの方向性をUSDTRYでみています。
米ドル円に対する強弱を示すUSDZARの方が、素直に先が読める気がするためです。
USDTRYの見方は、トルコリラ円と真逆になります。
- USDTRY上昇・・・トルコリラが弱い(スワップポイント支払側)
- USDTRY下落・・・トルコリラが強い(スワップポイント受取側)
トルコリラ円買いポジションのようにスワップポイント受取側とするには、USDTRY売りポジションという感じになります。
ということで、先程の画像を見て頂くと、トルコリラはここ2週間とても強い動きをしています。
RSIが一気に30割れ寸前までいって、そろそろ反動が起きそうなシグナルもでています。
ここで一旦弱くなるかもしれませんが、この強さは当面続きそうな気配があります。
その辺は月足チャートでみるとわかりやすいです。
トルコリラ月足チャート 2020年11月
USDTRYは、前月まで5カ月間弱い値動きが続いていました。
11月に入り一転、USDTRYが下落(トルコリラが強い)しています。
USDTRYの月足の特徴をみると、陰線は2本以上続くことが多い傾向があります。
陰性つまりトルコリラが強い状況です。
2020年11月は1本目ですので、いつものパターンであれば12月も陰線となってトルコリラが強い可能性が高いという訳です。
ただ、ここ数週間トルコリラが強い状況が続いているのでそろそろ一服しそうでもあります。
トルコリラ円を買いで狙うのであれば、その辺の一服の下げを狙ってみるのも面白いかもしれません。
取引口座については、以下も参考にされてみて下さいませ。