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メキシコペソ円でのサヤ取り 絶対に注意して欲しい4つのこと

メキシコペソ円 サヤ取り 3つの注意点 2

ここのところメキシコペソ円の取引条件競争が激しいですね。

 

今回は、この好環境でスワップポイントサヤ取りを仕掛けていく場合の4つの注意点をまとめてみました。

 

 

メキシコペソ円 スプレツドとスワップポイントの現況把握

 

GMOクリック証券の新規参入以降、FX各社がスプレッドを引き下げてきています。

 

これまでは0.5銭くらいが最高だったのですが、現在の最高スプレッドは0.3銭です。

 

7月24日現在、3口座が0.3銭で並んでいます。

 

 

スワップポイント競争も激しいです。

 

これが、7月24日時点のメキシコペソ円スワップポイントランキングです。

 

2019年7月24日 メキシコペソ円スワップポイントランキング

 

メキシコペソ円買い高スワップポイント受取上位口座

 

FX口座名 スプレッド 買い
ヒロセ通商 原則固定0.4銭 160
セントラル短資FX 原則固定0.3銭 150
岡三オンライン証券 くりっく365 約1銭 125.0
マネーパートナーズFXnano 原則固定1.0銭 120
外為どっとコム 原則固定0.3銭 120.0
FXプライム byGMO 原則固定1.9銭 120.0
みんなのFX 0.4銭 110

 

メキシコペソ円売りスワップポイント低負担口座ランキング

 

FX口座名 スプレッド 売り
GMOクリック証券FXネオ 原則固定(例外あり)0.4銭 -100
みんなのFX 0.4銭 -110
LIGHT FX 0.4銭 -110
岡三オンライン証券 くりっく365 約1銭 -125.0
マネーパートナーズFXnano 原則固定1.0銭 -130
マネーパートナーズFX 原則固定0.5銭 -140
セントラル短資FX 原則固定0.3銭 -150

 

160円という高スワップポイントも魅力ですが、60円というスワップポイント差も魅力ですよね。

 

この状況は、単純なスワップ投資でもよし、スワップポイントサヤ取りでもよし、という好環境です。

 

スワップポイントサヤ取りで注意すべき点

 

メキシコペソ円でスワップポイントサヤ取りをするときに全体に注意して欲しい点は4つあります。

 

  1. 売買単位の違い
  2. スプレッド回収日数
  3. 突然のスワップポイント変動
  4. 余裕資金をどれくらい取るか

 

以下、一つづつ説明させていただきます。

 

その1:売買単位の違い

 

まずは売買単位の違いです。

 

FX各口座、最低売買単位が違います。

 

この違い、メキシコペソ円は他通貨よりも大きくなっています。具体的には100通貨〜10万通貨です。

 

つまり、同じ1枚でも1000通貨のところもあれば10万通貨のところもあるということです。

 

参考:メキシコペソ円 売買数量での主要FX口座分類

 

最低売買単位 FX口座
100通貨 マネーパートナーズFXnano
1000通貨 セントラル短資FX・外為どっとコム
1万通貨 ヒロセ通商
10万通貨 GMOクリック証券FXネオ・くりっく365

 


100通貨から10万通貨までその差1000倍です。これで注文枚数間違えたらえらいことになります。

 

100通貨のマネーパートナーズFXnano口座ですが、ここについては売買数量を間違える心配はまず要りません。

 

それは、注文時に10000通貨という具合に売買数量を入力する仕様になっているからです。

 

注意すべきは、GMOクリック証券やセントラル短資などで、注文数量を枚数で入力するFX口座です。

 

売買数量を注文枚数に換算して入力せねばなりません。

 

100万通貨の注文を出すときの参考枚数

 

  • セントラル短資FX:1000枚(1000通貨×1000枚=100万通貨)
  • GMOクリック証券FXネオ:10枚(10万通貨×10枚=100万通貨)

 

こういうのは、通常の裁量トレードで間違えることは少ないです。

 

でも、2口座で両建てするスワップポイントサヤ取りでは「たまにやってしうまう」んです。

 

  • スワップポイントサヤ取りのために新規口座を作ったばかりで慣れていない。
  • 2つのポジションを迅速に作ろうと思うがあまり、焦ってしまう。

 

こんな感じのことが原因のことが多いです。

 

この部分、ご注意ください。

 

その2:現在のスプレッド回収日数

 

スプレッドコスト回収日数は、2口座で両建てした際に何日でスプレツド部分のコストを回収できるかという目安です。

 

参考記事:スプレッドコスト回収日数とは

 

メキシコペソ円でサヤ取りをした場合の日数を計算してみましょう。

 

先程の「2019年7月24日 メキシコペソ円スワップポイントランキング」の買い1位:ヒロセ通商・売り1位:GMOクリック証券FXネオの2社で計算してみます。

 

スプレッドコスト

 

  • ヒロセ通商 0.4銭
  • GMOクリック証券FXネオ 0.3銭
  • 合計 0.7銭

 

日々のスワップポイント差利益

 

  • ヒロセ通商 160円
  • GMOクリック証券FXネオ ー100円
  • スワップポイント差利益 60円

 

両者のスワップポイントがこのまま固定気味に推移するのであれば、10万通貨で毎日60円のスワップポイント差利益が発生するという状況です。

 

ヒロセ通商は、毎日メキシコペソ円のスワップポイントを大きく変動させる傾向があります。

 

こういう傾向のある口座で実際にポジションを作る場合は、1週間の平均値などで計算して目安とするよ良いです。

 

今回は、簡易計算ということで、その辺は割愛させていただきます。

 

この計算例では、合計0.7銭のスプレッドコストを毎日60円のスワップポイント差利益で埋めていくのに何日かかるかということを計算します。

 

スプレッドコスト回収日数の算出

 

メキシコペソ円0.1銭は、スワップポイント差利益100円に相当します。つまり、0.7銭は700円です。

 

この700円でスプレッドコスト回収日数を計算します。

 

スプレッドコスト回収日数を計算

 

  • 700円÷60円=約11.7日

 

11.7日ですので切り上げて、約12日ということになります。

 

今のスワップポイント情勢が続くのであれば、大体2週間くらいでスプレッドコストが回収できるようです。

 

それ以降は利益の上乗せということになります。

 

スワップポイント差が60円あって、スプレッド回収日数が12日程度というのは、なかなか魅力的な水準です。

 

その3:突然のスワップポイント変動への対応

 

これだけの好条件だと、今後スワップポイント変動を意識しておく必要もあります。

 

スワップポイント変動とは、両建てしている2口座のスワップポイント差利益がその後の各口座のスワップポイント変動で利益から損失になってしまうような状況をいいます。

 

  • ヒロセ通商 160円
  • GMOクリック証券FXネオ ー100円
  • スワップポイント差利益 60円

 

今回のこのケースですと・・・・

 

  • ヒロセ通商 100円
  • GMOクリック証券FXネオ ー120円
  • スワップポイント差損失 −20円

 

・・・てな感じに変化するような事態です。

 

これは、過去にも何度も起きています。

 

私は、こういうスワップポイント変動が起きたときは「一旦決済」するようにしています。

 

 

こういうスワップポイント差の大きく開いた通貨ペアは、人気も集まります。

 

人気が集まり過ぎてポジションの偏りが大きくなると、FX会社の負担が大きくなってしまうのが、スワップポイント急変動の大きな要因の一つと考えられます。

 

なので、大きなスワップポイント差が開いている通貨ペアは、いずれは「スワップポイント逆転現象」が起きるだろうという覚悟を持っておくべきです。

 

覚悟を持っておけば、慌てずに済みます。

 

その4:余裕資金をどれくらい取るか

 

メキシコペソ円でスワップポイントサヤ取りをする際、余裕資金をどれくらい取るかも悩むポイントです。

 

今の値動きであれば、0.5円相当の値動きに対応できるくらいの余裕資金があれば十分という見方もできます。

 

  • 必要証拠金+0.5銭分の余裕
  • 10万通貨の必要証拠金 為替値5.6円で約2.24万円
  • 0.5円分の余裕証拠金:0.5円×10万通貨=5万円
  • 合計入金額:2.24万円+5万円=7.24万円

 

今の値動きが続けば、これで問題ないかもしれません。

 

でも、年初のフラッシュクラッシュのようなことがメキシコペソ円で起きたら、果たして対応できるかどうかはわかりません。

 

私なら、1円分の余裕資金を用意します。

 

  • 必要証拠金+0.5銭分の余裕
  • 10万通貨の必要証拠金 為替値5.6円で約2.24万円
  • 0.5円分の余裕証拠金:1.0円×10万通貨=10万円
  • 合計入金額:2.24万円+10万円=12.24万円

 

10万通貨につき12.24万円、100万通貨の両建てであれば片方の口座に122.4万円入金するイメージです。

 

ちなみに、これだけ厚く入金するのは「買いポジション口座」の方です。

 

「売りポジション口座」は、0.5〜0.7円程度の余裕資金でも問題ないと思います。

 

メキシコペソ円のような新興国通貨は、高金利ということで買いポジションに偏りやすい傾向があります。

 

1月のフラッシュショックなどの大変動は、大きな下落が続いたときなどに、多くの買いポジションが強制ロスカット水準に到達して下げを加速させていくような流れで起きます。

 

なので、もともと売りポジションが少ない通貨ペアでは、こういう事態はおきにくいです。

 

メキシコペソ円については、短時間の暴落の恐れはあっても、短時間で暴騰するような事態は起こりにくいと私は見ています。

 

ただ、何が起こるかわからないのが為替相場です。

 

油断せずにまいりましょう。

 

スワップポイントサヤ取り 本日の最適組合せ

 

2019年7月24日 スワップポイント管理簿 

 

メキシコペソ円 サヤ取り 3つの注意点

 

最後に、7月24日時点のスワップポイントサヤ取り管理簿です。現在の含み益が+63,130円です。

 

ポジションは、今月に入り少し増やしています。

 

利益ペースは、毎日1500〜2000円くらいのペースですので、月5万円くらいというところです。

 

本音を言えば、月10〜15万円くらいにしたいところですが、急いでポジションを増やしたりはしません。

 

スワップポイントサヤ取り成功のコツの一つは「ゆっくりやっていくこと」だと感じているからです。

 

同じ通貨を両建てして、スワップポイント差を利益に変えていくのが、スワップポイントサヤ取りです。慎重に仕掛けていけば、負けることはほとんどありません。

 

安全確認をしながら、徐々に増やしていきます。

 

スワップポイントサヤ取り 本日の最適組合せ


2019/07/24


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