MT4を使ったうねり確認方法
場帖・グラフの書き方に関する質問を頂きました。質問の中にはなかったのですが、場帖・グラフを描く前の:「うねりのある通貨ペア探し」も重要ですので、この点についてもまとめましたので参考になればと思います。
場帖の書き方とグラフの書き方
「場帖の書き方とグラフの書き方」教えて下さい。それと、さかのぼって、前から記入するには、どこを見れば良いのかも、よろしくお願い致します。
場帖記入を最近始めた方が増えているようでうれしいです。書き始めに悩む部分も多く、同様の相談メールも多くなっています。
まずは、メールへの返信から紹介させて頂きます。
私からのメール返信
場帖とグラフの概要はこの辺のページが参考になるかもしれません。
参考:FX取引 売買道具
かなり古いページですので、いずれ書き直しますね・・・(汗)。
実際の日々のポイントなどは「亀千人投資術」か「プロが教える株式投資:板垣浩著」などを読んでいただくと良いかもしれません。
参考:亀千人投資術 タイアッププレゼント中
私が亀千人投資術で書いている場帖・グラフの基本部分は「プロが教える株式投資:板垣浩著」から学び、FX用にアレンジしたものです。遡って記入する場合は、「使っているデータ」によって対応が違ってきます。
私の場合、日本経済新聞の為替欄を使っているので図書館にいって過去の日本経済新聞から書き抜いたりしています。
ただ、F X業者さんのデータを使うのであれば、過去データを取得してやると良いかと思います。
途中までの検証だけするのであれば、くりっく365のデータを使っています。
参考:くりっく365 データ
現在使っているデータ、あるいはこれから使う予定のFXデータと合わせるのがポイントです。
以上。返信メール部分終わり
参考までに、売買通貨を決める際に重要となる「場帖・グラフを遡って書くときの期間」と「うねり」の簡単な確認方法もご紹介しておきます。
MT4を使ったうねり確認方法
まず、どの運用法でいくかを決めます。「うねり取り」「リズム取り」「サヤすべり取り」のどれかでいくのであれば運用通貨に「うねり」がある通貨を選ぶ必要があります。
「うねりがあるかどうか」を確認するために遡って書く作業が有効になります。
通常2年くらいまとめて書くと良いと言われています。その通貨に「うねり」があるかどうかなどを確かめるつもりであれば、2年くらいみていくのが望ましいです。
遡って書くほうが上達が早いですので、短期での成功を目指す方はこの先は読まなくても結構です。
ちょっと成長が遅くても良いので手間を省きたい方だけお読みになって下さいませ(笑)。
では、続けますね。
ちなみに・・・・・
私は基本的に遡りません。
いろいろと実験のため、新たに場帖記入を始めることが今でもあります。そのときの場帖・グラフはその日から描き始めます。
これは、「早く始める」ことを重視しているためです。私は準備に日数をかけすぎたりすると段々と気持ちが萎えてきて適当になってしまう傾向があります。それを防止するために「まず始める」ようにしています。
行動しながら、必要なことがあれば過去データを拾って分析をしたりします。
場帖記入前に行う「うねりがあるかどうか」の検討は、FX業者さんのチャート機能を活用しています。
例えば、こんな感じです。
これは、MT4の場合です。ラインチャートを表示させて、最近の上げ下げの流れを見ます。
次に上記ページのような感じで天井と底を書き出します。
これらをもとに「うまく売買できそうかどうか」を検討します。
上記ページでも書いていますが、豪ドルはトレンドを作りやすい傾向にあります。現在の下げ相場のように落ち始めると底がわからなくなるくらい落ち続けるのも豪ドルの特長です。
「ある程度の期間、下げ続ける」
この豪ドルのいつもの流れを抑えておくだけでも、豪ドル売買はかなりスムーズにできます。
これが、豪ドル買い中心の私が4月からほとんど豪ドルを買わない一番大きな理由でもあります。
じゃあ、下げ止まってから買えばいい。
こう結論を出すのも早計です。それほど単純ではないのです。豪ドルは大底をけると急上昇する傾向もあります。「あそこが底だった」と思える頃には10円くらい上昇していて手が出せないことも多いのです。
こういうときにしっかりと買っていくために場帖があります。
グラフで掴めるものには限界があります。場帖で日々の値を受け止めていくことで両輪の歯車がしっくりと動くようになるということです。
話が飛びすぎるとわけがわからなくなってしまうのでこの辺で止めておきます。
ただ、これからグラフ・場帖を描こうと思っている方に「少しだけ手間を省くアドバイス」を最後にまとめておきます。
- 場帖・グラフを描くのは「うねりのある通貨ペア」を選ぶ。
- 「うねり」は、データを遡って調べるのが基本
- ただ、MT4のチャートなどを使って大きく見てもよい。
- 書き出し作業をしたら、「売買できそうか」検討してみる。
- 書き出し作業だけで、意外な特長がみつかることもある。
- その特長を掴むだけでも、売買に有効なものもある。
現在のような荒れ相場は、いろんな情報が交差するうえにあてにならないものが大量にでてきます。こういう外部情報を気にしすぎて、振り回されると大怪我のもとにもなります。
自分の売買道具(私の場合場帖・グラフ)やルールを信じていきましょう。