嵐の前の静けさ 豪ドル円見通し2018年10月
ここのところ豪ドル円は、値動きの無くなってきています。今回は、日々場帳・グラフ記入しながらこの局面で決めていることなどを書かせて頂きます。
豪ドル円 両建て禁止時期到来
豪ドル手書きグラフ、最近の状況です。縦軸1cm=1円の値動きを示しています。横軸は1日=2,mmです。
画像を拡大しているので、それなりに動いているようにも見えますが、画像の上と下まで3cmなので3円の値動きです。
しかも、横軸は約10cm、1cm=約1週間の値動きですので10週分=2ヶ月半です。
2ヶ月半も3円以内の小さなレンジで豪ドル円は上げ下げしています。
今回の画像には乗っていませんが、もうちょっと値幅を拡げて5円くらいにするとその期間は半年くらいになります。
豪ドル円の手書きグラフを描き始めて11年以上になります。
その中で、こんなに長期間狭いレンジでの値動きを続けたというのは初めてだと思います。
この期間、トルコリラを代表とする新興国の高金利通貨は、かなり大きな値動きをしているんですけどね。
豪ドル円もジワジワと下落気味に推移はしたものの、新興国通貨に比べればほとんど無風といえるような値動きで推移してきました。
過去の教訓からいくと、長期間往来相場が続くと動き出したときが大きいんですよね。所謂嵐の前の静けさというやつです。
動き出したら振り落とされないようついていくという心の準備だけはしています。
これだけ長期間往来相場が続くと動き出しても最初は反応できないものです。
上がっても「どうせ戻るだろう」と考えるのが普通ですし、もう一歩すすめると売りポジションなんか建てて両建てにしたりしてしまうものです。
下げ相場も然りです。
本格的な相場変動と認識できるのは、数円以上一気に動いてからになるはずです。そこからがポジションを載せていけるかどうかが勝負どころです。5円くらい上げたあとにそこから買いポジションを作るというのは勇気がいります。
そういうときにかぎって、少し下値で指値を入れても入らずにそのまま上昇していきます。
そういう局面がいずれくるでしょう。
手書きグラフを見る限り、その時期はまだ先のような気がします。
でも、わかりません。案外その時は近いのかもしれません。
この局面で決めていることが一つだけあります。
「豪ドル円両建て禁止」
先程ちょっと書いたのですが、当面往来相場が続くという気持ちが強くなれば、上げたら両建てにするというのも有効な一手です。
でも、そのまま大きな値動きになると両建てポジションは処理が難しくなります。
場合によっては、その後の大きな流れに乗るのに大きな障害になるときもあるのです。
そうならないために、サヤすべり取りでの豪ドル円ポジションで両建てはしません。次の大きな流れに乗るために自分の中では大切なことです。
いつ動き出すかはわかりませんが、日々1分の場帳・グラフの作業を続けていくことだけはきっちりやっていきます。