ドルコスト平均法 失敗しないための対策
ドルコスト平均法積立がうまくいかないというメールを頂くことがあります。実は、その悩みの多くが共通している部分があります。ドルコスト平均法で失敗しないために必要なことについてまとめました。
ドルコスト平均法 買い続けられない理由
毎月積立をしながら、ドルコスト平均法積立を米ドル円でやっています。毎月レバレッジ3倍で積立をしているのですが、大きな下げ相場になると怖くなって新しいポジションを作ることが出来なくなります。口座資金に余力があるのですが、買い続けることが出来ないのです。
ドルコスト平均法積立を始めてみたけれど、暴落気味の相場で買いを入れられないという悩みです。
私のドルコスト平均法は豪ドル円なのですが、積立通貨は他でももちろん可能です。米ドル円なども将来的には日本円に対して上昇するであろう通貨なので積立対象としては問題ないと思います。なぜ、口座資金に余裕があるのに買い続けられないんでしょうね。
ドルコスト平均法を始めて間もない方であれば、「度胸がないから」とか「もっと下がるというニュースが気になって変えない」という部分に原因があったと感じるかもしれません。
私は、そうは思いません。
その原因は、レバレッジがちょっと高すぎることにあると断言して良いからです。毎月レバレッジ3倍くらいで積立をしていくと、通常の10〜20円くらいの下げであれば問題なく耐えられます。
でも、口座資金に余裕があるのと心に余裕があるのとは別問題です。
実際に、10円くらい下げると心の中は「もっと大きく下げるかもしれない」という気持ちになっているものです。20円も下げれば、あとからみればそこが大底だったとしても、その時点では「30円下げもありそうだ」という気持ちになります。
こういう気持ちが出てくれば、いくら口座資金に余裕があっても新規買いポジションを作ることは出来ません。
大きな下げ相場を買い続けていくには、計算上の資金余力以上の余裕が必要になります。どれくらい余裕を持てばよいかは個人差がありますので、やりながら見つけていくしかありません。
実際の運用口座が参考になるかもしれません。
ドルコスト平均法口座 現実の姿
これは、本日現在の私のドルコスト平均法積立をしているSBIFXトレード口座です。レバレッジを計算すると、現在約1.68倍でした。
仮にですが、ここから豪ドル円が40円くらい下げても持ちこたえられるだけの余裕があります。
これだけ余裕があると、20円くらい下げても買い続けることが出来ます。上記画像で右から6番目あたりに「約定価格」という項目があり、個別ポジションの約定価格が確認できます。ちょっとボヤけているので確認難しいかもしれませんが、一番上の約定価格は102.2196円です。
現在の豪ドル円水準は、87円台ですが一時は70円台まで下げました、102円から30円近くまで下げたにも関わらず買い続けてこれました。
しかも、100円台のときはレバレッジ1倍でしたが70円台の時はレバレッジ3〜4倍での高レバレッジ買いです。
大きく下げて、レバレッジを上げて買い続けられたのは大きく下げるまでレバレッジを低く抑えておいたからです。もしも、豪ドル円100円台の時にレバレッジ3倍で買い続けていたら、私のドルコスト平均法運用は70円台でも買い続けることは難しかったです。
30円も安くなると、レバレッジ3倍では強制ロスカットの可能性も出てくるので途中で売買停止せざるを得なかったでしょう。
現段階でも1.68倍というのは低すぎると感じるかもしれません。でも、これくらい低く抑えているからこそ、ここから大きく下げることがあっても強気で買い続けていくことが出来ます。為替相場は長い目でみれば、下げ続けることはなく上げ続けることもありません。下げるにしたがって買い数量を自然に増やしていけるドルコスト平均法は、勝ちやすい運用法の一つであることは間違いありません。
でも、買い続けられなければドルコスト平均法の威力は半減以下となります。
そして、レバレッジを下げていくためには細かい売買数量を調整できるFX口座も必須です。スプレッド業界最狭水準で1通貨売買の出来るSBIFXトレード口座は、FXでドルコスト平均法をやるには最適の口座です。
これからも、下げ相場できっちりと攻められる体制を維持してやっていきます。