ドルコスト平均法 ちょっとだけポジションを決済したい病
豪ドル円の値動きがかなり落ち着いたものになっています。こういう時は、不思議とポジションをいじりたくなる気持ちが出てくるものでもあります。そんな時に、私がやっていることを記事にまとめてみました。
利益確定基準の再確認が有効
純ドルコスト平均法FX積立口座、3月17日の状況です。評価損益はまだ若干あるものの、スワップポイント累積分からの差し引きで約32万円くらいの含み益が出ています。
今のレバレッジは約1.8倍ですので、資金的にもかなりの余力があります。ここから大暴落が起きても慌てずに済みそうです。
こういう余裕のある時期が続くと、「ちょっとだけ決済したいな」なんて気持ちが出てくることもあります。
でも、売買ルールは守らねばなりません。長い目でみれば、売買ルール厳守が成功に導いてくれるからです。
私は、こういう時は「売買ルールに沿ってポジションの利益確定時期を確認してみる」という作業をやったりします。具体的な目標などが見えてきたりすると、なんとなく気持ちが落ち着いてくるからです。
利益確定ルール確認
では利益確定ルールを確認してみましょう。SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法 運用ルールでまとめてある「利益確定ルールは以下のようになっています。
- 買い平均値より10円以上上昇したら新規買いポジション一時停止
- 全体の買い平均値より15円以上上昇したら利益確定検討
- 個別ポジション買値より20円以上上昇したら利益確定検討
全体ポジション売却には「買い平均値よりも15円上昇」です。豪ドル円買い平均値が87.6055円ですので15円上昇は102.6055円です。現在の豪ドル円は87.19円なので、まだまだですね。
利益決済ルールには、個別ポジションの基準もあります。「買値より20円上昇」が目安です。
個別ポジションで買値の低い準に並べてみると以下のようになっていました。
70円台〜80円近辺が買値のポジションは、約6本あります。一番買値が低い買いポジションで76.9067円です。ここから20円上昇だと96.9067円になります。
まだ、ちょっとありますね。
でも、豪ドル円は勢いがつくと10円くらいはスルリと上げます。来週以降の展開次第では、それほど遠くない時期にこの70円台の買いポジションが利益確定水準に到達することもあるかもしれません。
売買ルールを変更すればいんんじゃない?
こういう意見もあるかもしれません。
でも、売買ルール変更は「本当にやむを得ないような時」だけやるようにしています。この売買ルールは、過去の値動きなどを見ながら熟慮の上決めたものです。目先の値動きの変化程度で変えていると、本当の大激変のときに役に立たなくなります。
ここのところの豪ドル円は、86〜87円台を行ったり来たりで非常に落ち着いています。
そろそろ上値も狙いそうな勢いも感じます。
昔から「好事魔多し」と言って、のんびりしたり良い時期になってくると人間は余計なことを考えて実行することでそれまでの努力を無駄にするようなことをやってしまいがちです。
今の時期に起こりやすい「ちょっとだけ決済したいな」という気持ちは、「好事魔多し」の典型のようなものです。売買ルールはそのままで、じっくりと収穫の時期を待つのが、私の中での唯一の正解です。
4月も、いつも通りに買いポジションを作っていく予定です。