FX投資はなぜ損ばかりするのか
FXは、派手な宣伝は目につきますが現実はほとんどの人が儲からない投資です。これは、株と商品相場と勝率としては全く同じと言ってもよいかもしれません。このサイトの「FXとは・・勝者1%の基礎」では、ノーベル賞を受賞した行動経済学の学者の理論を元にFX投資家の心理や行動を解明してきました。
「投資家はなぜ放っておいても損をし続けるのか」
今まで、業界内部でもこれは一つの常識であり、研究テ−マの一つでした。投資家の9割以上は黙っていても最終的に損をしてしまいます。でも、投資の勝敗というのは基本的に5割のはずです。
「なぜ、ここまで勝率が悪いのか?」
これをきっちりと説明できる理論や学説はありませんでした。それをはっきりと示してくれたのが行動経済学だったという事です。
でも、投資の世界で勝っている投資家がいるのも事実です。勝っている投資家のほとんどは、ここまで書いてきた事をある程度理解しています。理解してその感情をコントロールしていく事で利益を積み上げていっているのです。
ここでは、勝つために全体を再度復習してみましょう。
損ばかりするFX投資の仕組み 復習
一般投資家は、普通にFX投資をしていると以下のようになり易くなります。連載をちょっと振り返ってみましょう。
- 利益が少なく損は大きい ⇒ 利小損大
- 大損の後は大損し易い ⇒大損の後の大損で破滅する
- 予測をする事が失敗を招く ⇒予測が駄目な理由
- 投資家は自分に甘く他人に厳しい ⇒投資家は失敗を繰り返す
- 大損した時が成功者と失敗し続ける人の境目
これだけ並べると、どうしようもない状況のようですが、そうでもありません。投資家はそのままではいけないというのがわかっていれば対策がたてられるからです。
上記の傾向も全部揃うと絶望的な気分になりますが、一つ一つきっちりと見ていけば、そんな大変なものでもありません。
FXとは・・勝者1%の基礎では、対策も紹介して来ましたので、今後のFX運用に役に立てて頂けるだろうと思っています。
次回FX投資で勝つ流れを作るへ続く
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
- FXとは勝者1%の基礎
- プロスペクト理論と利大損小の関係
- FXの真実 勝者は1%
- 投資家心理は不公平
- FX破産のメカニズム
- FX 勝つ最初の準備
- FX 損切りが出来るようになる手順
- スワップ投資 損切り放置口座の扱い
- FX 勝つための2条件
- 損失回避本能のまとめ
- FX 予想は失敗の元凶
- アンカリング効果予想しても勝てない原因
- FX 売買自由への道
- 磨くべきは変動感覚
- 変動感覚は春夏秋冬の如し
- 相場は予想するものではない
- 投資家の心理テストから見える意外な成功のヒント
- 投資家は自分の心の中を知らない
- 投資家が同じ失敗を繰り返すのはなぜか
- FXの判断が歪む理由
- 相場師と投資家の違い
- 相場師も反省しない
- FX投資 FX情報を捨ねば勝てないのはなぜか
- FX投資 本当の自己責任
- FX投資 運用力
- 言葉 投資家
- 損ばかりのFX投資
- FX投資で勝つ
- 欧米投資家
- FX投資成功の出発点