FXで同じ失敗を繰り返す理由
ここ数回で書いてきたことを少し振り返ってみます。
- 3つのアンケートに答えていただきました。
- 人間の多くは、「自分は平気以上」と考えている。
- 人間の多くは、自分に甘く他人に厳しのが普通である。
- 「成功は自分の実力 失敗は他人のせい」と基本的に投資家は考え反省も少ないので同じ失敗を繰り返す傾向がある。
以上のような流れで書いてきました。私もそうですが、投資の世界では同じ失敗を繰り返してしまう方が非常に多いのです。例えば、「利益が出だすと我慢できない」というのもその一つでしょう。FXで儲けるためには「少しの利益は我慢する」事も重要です。
特に買ってすぐ上昇するような局面などは、その後更に上昇し続けることが多いものです。でも、初期の上昇の時に少しの利益で決済してしまう。
その後、ガンガン上昇していくのを悔しい思いで見ている。・・・ 何度もそういう経験をしている方も多いと思います。これを繰り返してしまう理由の一つは、「失敗した時の反省の少なさ」もあります。例え、利益が出ていても「我慢できない利益確定」は失敗と考えるべきなのです。
なんで、いいじゃん。利益出ているんだから。
そう反論する方もいるでしょう。それが投資家が「自分に甘い」という部分でもあります。投資家は最終的に利益を出さないと意味がありません。損切りでの損と利益の合計額で最終的に利益にしていかねばなりません。
- 損切りすべきところで損切りする。
- 利益を取るべきところでは大きく取る。
損切りは、勝っていくためには絶対に必要な技術となります。小さい利益ばかりでは、損切りを何度か繰り返せば、全体の収支はマイナスになってしまいます。「自分に甘い」ままでは、なかなかFXでは勝てません。
自分に甘いのは相場師も同じ
「相場で成功した相場師達は、この欲望に打ち勝った人達だ!」
そう思っている方もいるかもしれません。
でも、そうでもないんです。相場師達も、多くが定期的に大失敗をしています。これは、相場師の伝記を読むとわかります。最初は、大成功をして最後には一文無しになってしまう方も多いのです。失敗の原因も一般投資家と同じ、「自分への甘さ」なのです。
いろんな相場師の話を読むと最後まで成功した相場師と最後は失敗した相場師の違いが見えてきます。
次回は、その辺を書きます
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
- FXとは勝者1%の基礎
- プロスペクト理論と利大損小の関係
- FXの真実 勝者は1%
- 投資家心理は不公平
- FX破産のメカニズム
- FX 勝つ最初の準備
- FX 損切りが出来るようになる手順
- スワップ投資 損切り放置口座の扱い
- FX 勝つための2条件
- 損失回避本能のまとめ
- FX 予想は失敗の元凶
- アンカリング効果予想しても勝てない原因
- FX 売買自由への道
- 磨くべきは変動感覚
- 変動感覚は春夏秋冬の如し
- 相場は予想するものではない
- 投資家の心理テストから見える意外な成功のヒント
- 投資家は自分の心の中を知らない
- 投資家が同じ失敗を繰り返すのはなぜか
- FXの判断が歪む理由
- 相場師と投資家の違い
- 相場師も反省しない
- FX投資 FX情報を捨ねば勝てないのはなぜか
- FX投資 本当の自己責任
- FX投資 運用力
- 言葉 投資家
- 損ばかりのFX投資
- FX投資で勝つ
- 欧米投資家
- FX投資成功の出発点