豪ドル どこまで下げるか
豪ドル円がズルズルと下げてきています。今回の豪ドル円の下げ方は、下げ初期は下げの値幅も数十銭程度の緩慢なものでした。その後に、段々と下げスピードを上げてくるというなかなか嫌な感じの下げ方です。
最終でガツーンと落ちることも想定してポジション操作をしていくつもりです。サヤすべり取りの売買判断で使っているいつものグラフからの豪ドル円見通しです。
豪ドル見通し「下げ目途」 いつもであればそろそろ豪ドル最終局面なのですが・・ 2018年3月
毎日描き続けている豪ドル円グラフです。大きな流れをみるのに向いています。
数か月前までは、豪ドル円の値動きは昔に比べて相当大人しくなったと思っていました。
でも、2月後半くらいから荒い値動きが段々と目立つようになってきています。
「相当大人しくなった」という視点でみると、「昔の値動きに近くなってきている」という認識に変わってきています。
下げ初期のころは、毎日の値動きがとても小さかったのです。私の手書きグラフでは毎日2〜3ミリ(10銭=1mmなので1日で20〜30銭の値動きがあった)程度しか記入しない日々が続いていました。
それが、下げ3週目くらいから5mm以上の線(1日で50銭以上の値動きがあった)を記入することが多くなりました。
グラフを手書きをしていくことで、日々の記入目盛りの微妙な変化を感じ取っていけます。
こんな感じで、1ヶ月半くらい上下動を繰り返しながら、下げスピートを加速させてきたところで一休みしています。
そのまま反転する可能性もあったので様子をみていたところ、再度下げる形を見せ始めたのが先週くらいでした。
そこで売りポジションを上乗せたのですが、そこから一段安の展開となっているのが本日の状況という感じになっています。
こういう下げを加速する流れは、最後の最後に大きな落ち方をすることもあります。
なかなか怖い展開です。
下げスピードが加速していくというのは、買いポジション保有側からすると通常の下げ以上の恐怖を感じるものでもあります。その恐怖から買いポジションを投げるような局面に入ると、一気に落ちて大底をつける状況、所謂セリング・クライマックスが起きやすくなります。
これまで数年間、豪ドル円は緩い展開が続いていました。
緩い展開のあとに厳しい展開となると、投資家も混乱気味になります。
ここから、どのような攻め方をするにせよ、十分に注意せねばなりません。
大きく動くかもしれないということは、大きく利益を出すチャンスかもしれません。日々の作業をきっちりとやりながら、攻め込めるようであれば、しっかりと稼いでいきましょう。
私も、1日1分の場帳・グラフ記入を続けながら利益を出していければと狙っている一人です。