豪ドル円手書きグラフ 2018年2月
豪ドル円が怪しい状況になってきています。今の買いポジションは重いと感じ始めたので、ポジションを減らしています。それと同時にFxオプションをリスクヘッジで使い始めました。
プットオプション買いでリスクヘッジの実験
2018年2月9日時点の豪ドル円手書きグラフです。まだ描き出したばかりなので、これだけどと「思い切り下げそうだ」としか感じないかもしれません。
前のグラフを併せてみても、「どうも弱そうだ」という見方は変わりません。
暫く弱そうな感じなので、本日の朝20万豪ドル円を損きり(−422、520円)+一部売りポジションで両建て状態にしておきました。
それと同時に、実験的に「10万通貨分の豪ドル円プットオプションの買い」を入れてあります。
これは、サクソバンク証券で取り扱いのあるバニラオプションというものです。英語表記ですが、日本で認可を受けていて普通に日本円で取引が出来ます。
expiry date(期限)2月28日で85.50円のプットオプションというのは、2月28日に85.50円よりも豪ドル円が下がっている場合にはその差額分だけ利益がでてくるというものです。仮に、2月28日の期限のときに82.00円であれば85.5−83.00=3.5円の利益ということになります。
逆に、上げてしまったらこのオプションの権利がなくなるだけで損失が膨らむということはありません。
「下げそうだ」というときに、「あげたときに損きりはしたくないけれど売りで攻めたい」ときや「下げ相場で買いポジションの含み損増加のヘッジに使いたい」などというときに、プットオプションの買いは有効です。
このプットオプションの権利の代金は、1.535円です。10万通貨分購入していますので153,500円の代金を払っています。もしも、2月28日に豪ドル円が85.5円よりも上げていれば、この代金は0円となってしまいます。豪ドル円が下げた場合、この代金をよりも利益がでる水準は、85.5−1.53=83.93円よりも下げた場合」ということになります。
なので、先程の82円まで値下がりした場合の収支は「3.5−1.535円=1,965円」となり、10万通貨で196,500円の利益というのが正しい収支です。
下げ相場気味と判断したときに「単純な売りポジション」と「プットオプションの買い」のどちらが有効か、今回の相場で実験してみます。
このFXオプションは、頻繁に使うものではありません。「買いポジションsのリスクヘッジ」など局面によって有効な選択肢になりそうなので、いまの豪ドル円で試してみることにした次第です。
売買判断は、いつもどおりに場帳・グラフでやってまいります。