スワップポイント生活 もう15年以上
スワップポイント中心の運用を続けてもう15年以上になります。メルマガ発行始めたのが13年前でその数年前からFXを始めているからです。やるつもりではいたものの、よくやってこれたなぁという気持ちもあります。
スワップポイント生活 思い出話
FXに興味を持ったころがとっても懐かしいです。FX始めたばかりの頃はインターネットもダイヤル回線で繋げるときに普通に電話するときと同じ「トゥルルルル」となってから電子音「ガガー・ピーーーー・ガガガー」というのがあってから通信可能になるという具合でした。
たまに繋がらない事もあって、パソコンから注文だすのに一苦労していた時代です。
だからFX取引をネットでやっている人も本当に小数でした。その時代ならではの良さもあって、「ネット口座開設してくれるならパソコン挙げます!」なんてキャンペーンもあったのです。口座開設10000円ならぬ、パソコンプレゼントです。
正確には「リース」なのですが、リース料が無料なのです。しかも、リース期間が終わったら「宜しければ差し上げます」となったのです。この流れで、私も当時5万円くらいするミニパソコン(ザウルス)を頂きました。
私は、その頃からスワップポイント目的の運用を続けてきました。スワップポイントで生活してきたといっても良いくらいです。
一時は、月50万円以上あったスワップポイント収入も最近は大分少なくなりました。今は月10万円くらいです。流石にこれだけで生活というのは無理な状況です。それでも、荒れ相場のときなどは「無理せずスワップポイント受け取ってチャンスがくるのをまとう」というときの支えにはなっています。
今スワップポイント目的で長期保有しているポジションはこんな具合です。。
- 豪ドル円 50万通貨
- 米ドル円 50万通貨
合計100万通貨です。これだけあっても、毎月のスワップポイント収入は月10万円程度なんです。随分少なくなったものです。
でも、スワップ投資に悲観はしていません。
金利の高い時期があれば低い時期もあるというだけのことだからです。
世界の潮流からいっても、これ以上スワップポイントが大きく減ることは無さそうです。米国は金利上昇局面ですし、豪国もこれ以上金利引き下げは難しいところです。タイミング次第では、豪ドルの暴落もあり得るからです。
スワップポイント中心の投資家も昔に比べればかなり減りました。それでも、私同様スワップポイント中心でやっている投資家は結構います。
寿命の長いスワップポイント生活者に共通する部分があります。
それは、そのままスワップポイント生活をしていくための勝利のポイントに繋がります。
スワップポイント生活をしていくための勝利のポイント
謙虚な臆病者
投資運用で自分を表に出さない。そして、臆病すぎるくらい勝負をしない運用を続ける。スワップポイント生活を長く続けている投資家はこのタイプが多い気がします。
私は、メルマガやブログを積極的に書いているので謙虚とは言えないのかもしれません。それでも、雑誌の取材依頼や本の執筆・FX業者さんからのセミナー依頼などは今のところお断りしています。それは、セミナー講師などをやって「俺って凄いトレーダーかも」なんて勘違いしてしまうかもしれないということを恐れるからです。
FX運用における勝負もあまりしません。年に数回程度大き目のポジションを持つ程度で、あとはじっくりとチャンスを待つスタイルでやっています。
ブログ記事でもその状況は書いているのですが、「なんて臆病なトレーダーなんだ」と感じる方も多いだろうと思います。でも、スワップポイントで生活をしていくうえではこれらのことはとっても大切なことです。
実際、2017年4月現在の米ドル円相場も相当身構えています。
米ドル円は109円前後ですが、既にここから10円・20円・30円下げた時のことを想定しています。豪ドル円・米ドル円合計で100万通貨の保有ポジションがあるわけです。仮に米ドル円・豪ドル円が同じ下げ幅で動いたら以下の事態が起こります。
- 10円下落・・・含み損1000万円増加
- 20円下落・・・含み損2000万円増加
- 30円下落・・・含み損3000万円増加
今の余裕資金がこの衝撃に耐えていけるのかを真剣に検討します。
ここまでは落ちないだろうという楽観的な見通しは持ちません。最悪の事態を想定して、耐えられないと判断すれば損きりなどを実行して余裕資金を確保することになります。
でも、数年前に比べて余裕資金の確保はそれほど苦労しなくなりました。それは、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)が出来るようになったお蔭です。平常時に余裕資金として待機しているお金はこの運用法で利益を出していける体制が整ったからです。
この運用法、10年くらいまえまでは出来なかったんです。だって、ほとんどのFX口座でスワップポイント差が10円以上大きく開いていた状況だったからです。
FX業界の競争激化により売りと買いのスワップポイント差ゼロのくりっく365・DMMFXあるいは僅かな差のFX口座が増えたお蔭でこの運用法が出来るようになったんです。
この運用法が可能となる前は、待機資金は銀行預金が普通でした。でもご存知のように銀行預金だと利息はほとんどつきません。そのため、遊ばしておくのが勿体ないという気持ちが出やすく「ここは勝負すべきだ!」とばかりに株やFXにつぎ込みやすいという弊害があるのです。
こういう形で資金をつぎ込んでいると、本当の窮地に陥ったときはものすごく苦しむことになります。
でも、スワップポイントサヤ取り(異業者両建)でFX口座に資金を入れておくとそういう邪心が起きにくいんです。これ不思議な効果です。
スワップポイントサヤ取りは、ルール通りに行えば大失敗は少ないものの利益率はそれほど高くはありません。それでも、銀行預金に入れておくのと違って勝負心を抑え込んでおけます。
こうやって余裕資金を活用しておくことで、超円高時にスワップポイントポジションを支える資金を確保しておく効果があります。
ここからの米ドル円・豪ドル円下落では、耐えているだけではありません。
勝負にでる予定もあります。
毎日記入している場帖・グラフでそろそろ豪ドル円買いポジションを作る時期が近くなっているからです。そのための資金もスワップポイントサヤ取りで回しています。年に数回の勝負時が到来するかもしれません。
日々の作業を続けながら、じっくりと待っています。