相場の波にのることだけを考えよ・・とはいうものの
私のサヤすべり取りは、日々場帳・グラフ記入を続けていく運用法です。毎日1分程度の作業ですが、これだけで生活費くらいは稼げるようになるという有難いやり方です。この場帳・グラフを書き続けることで、相場の波に乗れるようになっていきます。師匠林輝太郎は、著書の中で「波に乗ることだけを考えよ」と力説しています。
でも、この相場の波の乗り方はなかなか理解しにくいものでもあります。
海でサーファーを眺めていて気付いたこと
先日、家族とともに房総半島の大原というところにいってきました。規模は小さいのですが、朝市を定期的にやっていて新鮮な魚が入手できます。
伊勢海老(1尾1000円くらいから)やタコなどが有名なのですが、私のおすすめは「アジの丸干し」です。小アジを干したものですが、大きさはニボシを二回りくらい大きくした程度でしょうか。頭から丸ごと食べられます。栄養も満点なのですが、味も最高なのです。
値段は、2017年11月現在で10匹くらいはいって300円くらいです。
あ、朝市の話は今回関係ないのでこの辺にしておきます。
帰りに海岸沿いを走りながら、東浪見(トラミ)という千葉房総半島では有名なサーフィンの盛んな場所で休んだりしていました。
ここは、サーフィンのメッカだけあって、寒いにもかかわらずサーフィンをやっている人々が沢山います。
何気なしに観察していて、不思議なことに気づいたのです。
海に浮かんでばかりいる人が多数いるんですねぇ。
波に乗らずにプカプカ浮いているだけなんです。
こんな寒いのになんでだろうと思っていました。
勿論、波に上手に乗っている方もいます。
その時点で、私が気にかけてみていたのは「どこで波を降りるか」でした。
大きな波をジグザグに乗り終わったら降りるのかと思ったら、皆さんそのまま乗ったままなんですよね。じっと見ていると、波が小さくなっても乗り続けて波打ち際まできて降りています。
波打ち際までくると、再び波が大きくなる沖の方まで時間をかけて移動しています。
これ見ながら、「あ〜そうか!」と気づいたことがあったんです。
相場の波乗りも、最後まで乗っていくつもりでやればいいかもしれない。失敗したら損きりを最初から覚悟してやればできそうだ。
相場の波乗りは、エントリーとともにエグジットが難しいとよく言われます。下げの波動にうまく乗れたとしても、どこで出るかの判断に悩み、結局薄利で終わったりすることも多いものです。
利益が出ればいいのですが、薄利決済したあとに「まだ早かった」と再度エントリーするとそこが天井だったりして高値掴みで痛い目に遭うこともあります。
このパターンでやられることって案外多いのです。
この場合、最初のエントリーポジションはずっと乗せておけばいいんですよね。「ここで反転するかも」という不安があったりするので薄利決済してしまうのですが、そこを我慢して波に乗り続けていけばよいだけなんです。仮に反転したとすれば、そこは素直に損きりをするということなんだってことを改めて感じた次第です。
サーフィンはやったことがないものの、何か得るものがありそうな気がしたので帰ってからサーフィンについていろいろと調べてみました。
良い波を待つことが大切 サーフィンの基本
1日に数本、良い波に乗れればよい。だが、良い波を待つのがなかなかできない。
サーフィンについて書かれたサイトを見ていると、上記のような事が書かれていました。
これで「波に乗らずにプカプカ浮いているだけの人」が沢山いる疑問が解決しました。
あのプカプカ浮いている人たちは、良い波が来るのを待っていたんですねぇ。サーファーは、海に行ったら波が来たらガンガン乗っていくものを勝手に思い込んでいました。
こういう事もFXの波乗りとよく似ている部分です。
相場にも多くの波があります。為替変動をずっと見ていると常に相場が波打っているようにさえ見えます。だからといって、次から次へと波に飛び込んでいったりするとその先には悲劇が待っています。
良い波を待つというのは、FXでも勝つための必須条件といえます。
これは、短期売買でも長期売買でも同じです。スキャルピングなどでも勝っている人は自分の狙っている波が登場するまで待ち続けます。
私は、長期の波乗り専門ですので、もっと気長に自分にとって乗りやすい波が到来するのを待ち続けます。その姿は、サーファーがプカプカ波に浮いているのと同じでサーフインを知らない人がみたら「休んでいる」的にしか見えない状態です。でも、そうやって波の到来を待ち続けていくことで利益が出せそうな波と利益が出せそうにない波を見分けていけるようになります。
この気づきも、今後の運用に活かしていけそうです。