本当に10億円儲けた人の言葉
1億円以上儲けたという話は結構聞きます。でも、10億円はなかなかいません。中には本のネタ的に10億円というパターンもあるので、普通の人が「本当に10億円儲けた人の書いた言葉」に触れることは至難のわざです。
途中で失敗を続けながらも10億円達成した成功者が「成功ために必要な事」として一体何を語るのか。
そこに、FX成功の単純な真実があります。
FX成功の基礎とは
この本は、突きつめればそのことだけを書いている。そして、その「つまらない基礎のこと」をなぜやらなければならないか、を納得するための本である。すなわり10億円儲けるかどうかということである。読者が栄光の座にのぼるのかのぼらないかは、その「単純な基礎」をやるかやらないかにかかっている。
この文章は、師林輝太郎「株式成功(10億円儲けた人たち)の基礎」という本の冒頭にある言葉です。
本のタイトルどおり師匠が10億円達成してから書いた本です。そのせいか、時折読み直すと今の自分に足りないものが鮮明に浮かんでくる良書でもあります。
こういう本は、「今の自分に足りないものが何か」は読む時期によって違ってくるのです。
10年ぐらい前によんだ時は「場帖記入さぼってちゃいかんよ」「基本からはずれたことやってはいかんよ」といったことでした。
今回は別の部分で新たな気づきを得られました。
こういう良書は、奥が深く運用技術の成長とともに気づきのポイントが違ってくるものでもあります。
私自身、投資の世界に身を置き30年くらいになります。わかっていることは、成功者の売買には共通事項があるということです。
いくつか列挙してみます。
- 運用法にルールがある。
- 運用技術は日々の積み重ねで身に着けるもの。
- 損きりも利益確定も淡々と行うもの。
- 売買判断で迷ってはいけない。
私は、数ヶ月単位での比較的長期の売買を中心にやっています。面白いのはスキャルピングなどの短期売買系でも利益を堅実に積み上げるタイプには似たような共通点があるところです。
これらの事項。私たちの運用法では師匠林輝太郎が「基礎」と呼んでいる部分をしっかりとやっていくことで身についていくものです。
運用法によって「何が基礎」なのかは違ってきます。私達とスキャルピングでは同じ相場を見ていてもやっていることが全く違います。それ故、基礎そのものが違ってくるのは当然という気がします。
でも、具現化された売買では同じような共通点が浮き出てくるのは非常に興味深いところです。
私達のFX成功の基礎
基礎の代表例は、私が記事としてよく書いている「場帖・グラフの記入」です。無論、これだけではありません。
場帖・グラフ記入は時間にすれば1日1分程度のことです。書き方も決まっています。
- どんな用紙に書くのか。
- 値の目盛りはどうするのか。
- 日々の目盛りはどうするのか。
一見どうでも良さそうですが、これらを守って日々の記入を続けることは大切なことです。実際、グラフ・場帖の書き方でそこから受ける印象も変わってきます。
こういうことは、すべて林輝太郎の著書を読めば注意事項として書かれていることでもあります。だから、著書を読んだことがある方であれば「確かに書いてあった」と思うはずです。
でも、それだけでは足らないんです。本を読んでいるだけでは利益は出ません。
実践に入っていくことで、その知識は利益に変わっていくことになります。
そして、基礎を守り実践し続けるすることで、これらのことが実際に「わかる」ようになります。
「わかる」ようになるにも段階があります。相場の面白いところは、段階を上がればそれが利益の増加に直結していくところです。
私もサヤとべり取りを主力としてもう25年以上です。サラリーマンから独立して15年くらいになります。家族のためにも自分の夢のためにもまだまだ稼いでいく必要があります。
平坦な道ではありません。
でも、悲壮な道でもありません。
私が悲観せずに済むのは「今の運用法に迷いがない」からです。
今の運用法をやっていけば、利益を積み上げていけるという自信があります。例え、手持ちポジションが損きりになろうが利益確定になろうが、実践する運用法に対する信用は揺らぎません。これからも迷わずに実践を続けていけば、運用技術を高めていけるはずです。
読者の皆様が、「自分の道はこれだ」といえる運用法に出会い、実践を続け利益を積み上げていけるようになることを心よりお祈りしております。
選んだ運用法は違うかもしれません。
でも、成功の道を歩む同志として、頑張っていきましょう。