急変動相場に巻き込まれないための資金配分

両建て運用で重要となる資金配分、考え方と安全性を高めるための考え方をまとめました。

 

 

資金配分 スワップポイントサヤ取りの要

 

スワップポイントサヤ取りは、上げ下げを予想する必要はありません。

 

両建てポジションを維持していけば、スワップポイント差に変動がない限り、利益が積み上がっていきます。

 

だからこそ、資金管理が大切になります。

 

ここの資金管理の考え方は人それぞれではあります。

 

私自身は、「絶対に強制ロスカットされない余裕資金」を確保していくことを基本方針としてやっています。

 

いままでのところ、強制ロスカットとなったことはありません。

 

その考え方は、ここでまとめています。

 

 

相当の余裕を持たせてやっています。

 

正直に書きますが、たまに別の要件で資金の出し入れをするので、いつも完全に守れているわけではないです。

 

それでも、意識して余裕をもたせるようにしています。

 

こういう資金配分とした理由は4つです。

 

  1. フラッシュクラッシュを超える値動きを想定
  2. プラススワップポイント側の資金を厚く配分する
  3. 高金利・リピート系自動売買などで人気の通貨に要注意
  4. 利益率は気にしない

 

この部分、私は重要視しています。

 

その1:フラッシュクラッシュを超える値動きを想定

 

昨年2018年までの数年は、狭い値幅での変動が続いていました。それが今年に入り流れが大きく変わったと感じています。

 

AIの影響なのか、世界情勢の不安定化のせいなのかわかりませんが、年初のフラッシュクラッシュなどの現象は今後も起こりそうです。

 

数十分の間に500pipi以上の上げ下げがスプレッド拡大したままおきたら、追加入金は間に合いません。

 

そんな中で、この流れに巻き込まれて片方のポジションが強制ロスカットにでもなって、その後に相場が行ってこいで戻ってしまったら大変なことになります。

 

運が良ければ「利益を載せて決済」できるかもしれませんが、おそらく確率は相当低くなります。

 

私も、単純な売りポジションをフラッシュクラッシュのときに利益確定しているのですが、約定拒否を2回されて、やっと決済できました。

 

その時点で、当初の注文を出した値からは1円動いていたのです。

 

両建て維持が必須のスワップポイントサヤ取りで、この状況を乗りきる一番の方法は、「余裕資金を厚くすること」だというのが私の実体験にもとづく考えです。

 

その2:プラススワップポイント側の資金を厚く配分する

 

余裕資金を厚くするといっても、両建てポジションの2口座両方で厚くする必要はないと思っています。

 

フラッシュクラッシュを含めたこれまでの急変動・暴落暴騰で両建てポジション維持が危なくなるパターンには共通することが一つあります。

 

「危うくなるのはプラススワップポイント側のポジション」

 

・・・だからです。

 

  • スイスショック
  • 南アフリカランド暴落
  • トルコリラ暴落
  • 豪ドル円急変動

 

などなど、ここ10年の急変動は、悲惨な目にあっているのは全てプラススワップポイント側のポジションです。

 

例えば、トルコリラ円であれば、余裕資金を厚くしておくべきは「トルコリラ円買いポジション側」です。

 

基本ルール通りに余裕を維持していて、トルコリラ円売りポジションが強制ロスカットされそうになったという話は今まで聞いたことがありません。

 

これは、どうしてもプラススワップポイント側にポジションが偏りがちになるためだと考えられます。

 

相場急変動でこれらのポジションが強制ロスカットになることで、急変動を加速していくことが、大きなフラッシュクラッシュが起きる一因でもあります。

 

それに巻き込まれないためにも、プラススワップポイント側のポジションの余裕資金を厚くするようにしています。

 

その3:高金利・リピート系自動売買などで人気の通貨に要注意

 

ここのところの急変動は、「人気の高い通貨」で起きています。数年前に長期保有前提のスワップ投資で人気のある南アフリカランド円やトルコリラ円などでおきました。

 

年初に起きたフラツシュクラッシュは豪ドル円などで大きな被害がでています。

 

この「豪ドル円で起きた」ということが、私は最初はちょっと理解できませんでした。

 

だって、豪ドル円はスワップ投資人気通貨としては主役の座をすでに降りていたからです。

 

なんで人気のない通貨で急変動が起きたのか?

 

・・・と、思っていたら・・・別のところで人気だったんです。

 

後から知ったことですが・・・

 

フラッシュクラッシュが起きる直前、トラリピ・ループイフダンなどのリピート系運用で「豪ドル円」は高い人気があったようです。

 

豪ドル円は、ここ数年ユルイ値動きが続いていました。ユルイ値動きが望ましいリピート系自動売買では、格好の投資対象となっていたようです。

 

しかも、利益率を上げるためにかなりの高レバレッジで売買していた方も多かったため、急変動を加速させることになったという気がします。

 

今後も、保有している両建てポジションが「スワップ投資」「リピート系自動売買」で人気が出ているようであれば、急変動が起きる可能性を意識しておくべきだろうと思っています。

 

その4:利益率は気にしない

 

スワップポイントサヤ取りでは、利益率は意識しない方がよいです。

 

利益率を意識しだすと、自然に「利益率を高めていこう」と考えるようになります。

 

そうなると、必ず進んでしまう方向があります。

 

簡単な話で、利益率を高める一番良い方法は「1万通貨あたりの運用資金を減らす事」だからです。

 

でも、余裕資金を減らせば急変動で強制ロスカットされるリスクは高まります。

 

逆指値を入れれば大丈夫という発想もありますが、フラッシュクラッシュのようなスプレッドが大きく拡大した状況でうまく機能するかどうかは疑問です。

 

実際、逆指値を入れておいて機能しなかったというメールをいただいたことも何度かあります。

 

通常の裁量トレードとは違い、両建て運用では逆指値を使っていく方法はリスクを高める一面があるということは意識しておくべきです。

 

いずれにしても、利益率を意識すると資金配分はどうしても少な目になるので、この際意識しないでやった方が良いというのが私の意見です。

 

FX口座に入れておいても1円も増えない資金を少しでも増やせればよい。

 

私は、そういう気持ちをもってやるようにしています。

 

意識するなといっても難しいんですけどね。

 

意識したくなる気持ちはわかります。

 

私もたまに意識してしまう時もあるからです。

 

そういう時は、「この運用法で大きく稼ごうとする必要はない。ほかの運用法できっちり稼げばいい。」

 

自分にそう言い聞かせてやっています。

2019年版 スワップポイントサヤ取り目次

2019/10/09


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