ミラートレーダーストラテジーの選び方 ストラテジー基礎力をみる
ミラートレーダーの運用がやっと軌道に乗ってきました。今回は、ストラテジーの選び方について書かせていただきます。私のストラテジー選びの最初の一歩は「ストラテジー基礎力をみる」ことから始めています。
ミラートレーダーストラテジーの選び方
週末、1本決済がありました。+67,042円です。これで、含み益を抱えたポジションも残り1本となっています。新規ポジションが欲しいところですが、売買はストラテジーに任せたまま続けていきます。為替相場全体に動きが出てきているので、来週あたりは新規ポジションがポツポツとでてくることになるかもしれません。
では、「ストラテジー基礎力をみる」について説明に入りますね。
ストラテジーの基礎力をみるというのは、ストラテジーそのものが強いかどうかという大きな視点からみていくという意味です。
ミラートレーダーのストラテジーの多くは、いくつもの通貨ペアで提供されています。それぞれ成績は大きく違うのが普通です。私は、このストラテジーを一塊(かたまり)として見ています。そして、以下3つのポイントをチェックしています。
- ストラテジー全通貨の総合成績
- ストラテジーの全体的傾向
- ストラテジー提供者の緻密さ
これら3つのポイントを総合して「ストラテジー基礎力があるかどうか」を判断しています。
ストラテジー全ての通貨の過去2年分の総合成績をまずはみます。この時に「全体として利益がでていれば合格点」としています。これをやってみるとわかるのですが、この基準をクリアできるストラテジーはかなり少ないです。ただ、中には7割以上の通貨ペアがプラスとなるストラテジーもみつかります。
長期間でどの通貨ペアでもきっちり成績が出せるというのは、ロジックが優秀である証明であると私は評価しています。
過去2年以内の成績をみたら、1年以内、半年以内、3ヶ月以内と各期間で総合成績もみておきます。これによって2年間では利益が出ても、その途中ではそれ相応のマイナスをだすこともわかります。これをみながら「任せっきりで稼動できるかどうか」も検討しておきます。
次に、ストラテジーそれぞれの通貨ペアの提供開始以来の成績をチェックします。これによって短期ではわからないストラテジーの真の姿が見えてきます。勝率やPF(プロフィットファクター)や最大ドローダウンや損益グラフによる成績の波などをみて自分の希望に合うものかどうかを見ていきます。
直近では勝率60%以上なのに、提供開始以来の勝率は40%台という感じで現在とこれまでの成績が大きく違うものがよくあります。提供開始以来の勝率は本来の姿でもあるため、直近勝率が60%以上でも、長い目では40%台に落ち着くと推定できます。
提供開始からの成績もみることで、2年以上のそのストラテジーの優秀さを更に確認することも可能です。これらの差をチェックしつつ、そのストラテジーの全体像を固めていきます。
ここまでの検証をしながらチェックして頂きたいのが、「ストラテジー提供者の緻密さ」です。稼動前にこれまでのチェックをしながら、ストラテジー提供者の立場と気持ちを推測するようにしています。
例えば、同じロジックのストラテジーを沢山の通貨ペアで提供していて成績にバラツキがあるとしたら貴方はどう感じるでしょうか?
通貨ペアの値動きはそれぞれ違います。大きく分けてポンド円などトレンドがでやすい通貨ペアとEURCHFのような往来相場を繰り返す通貨ペアに分かれます。これらの違いをあまり考慮せずに同じロジックを適用しているとしたらちょっとおかしいと思うのが普通です。
ミラートレーダーでは、ストラテジー提供者はストラテジーを使ってもらうことで収入となります。つまり、多くの通貨ペアで提供すればするほど使ってもらえる可能性も高くなります。そして、うまくいくかどうかわからない通貨ペアでも短期的には好成績をだして人気ストラテジーになってくれることだってあります。
だから、ストラテジー提供者の中には「出来るだけ多くの通貨ペアで提供して沢山だしておこう」的にやっているタイプもいると理解しておくべきだと思います。
もしも、ストラテジー提供者がこういう気持ちでやっていそうだとしたらどうしますか?
私なら、こういうストラテジーは使いません。10以上の通貨ペアで同じロジックでストラテジーを提供していて成績のバラツキがもの凄く大きかったり、途中で売買を中断していることがよくあるようなストラテジーをみたら、「ストラテジー提供者が雑な可能性」や「ストラテジー作成能力が未熟な可能性」あるいは「どんどんストラテジーをだして何か当たればよい的な商業主義」などを感じてしまいます。
とはいえ、100%私達利用者のためだけを考えてストラテジー作りをしているという聖人君主のようなタイプを探そうというのにも無理があります。ストラテジーをミラートレーダーで提供しようと決めた時点で、それ相応の色気や思惑はあると考えるのが普通だと思うのです。
でも、中にはストラテジー提供の時に提供通貨ペアも丁寧に選んでやっていると感じるものもあります。優秀な成績を出しているのに、提供通貨ペアが絞り込まれているストラテジーは実際に存在します。
私は、こう思えるストラテジーを使うようにしています。
どのストラテジーがダメかどうかなどは、私達ユーザーそれぞれの気持ちで違うと思うのでここでは書きません。こんな3つのポイントで、「ストラテジー基礎力があるかどうか」をみてミラートレーダーのストラテジーを選んでやっています。
ミラートレーダー運用ルールと状況
運用資金 | 1,960,159円 |
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運用期間 | 7月1日より最低3ヶ月ストラテジー固定、その成績をみてから変更を検討する。 |
稼動ストラテジー |
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ポジション増減 | 3ヶ月経過までは考慮不要、その後は好不調の波に合わせて検討予定。今後更に低スプレッド業者が登場しても基本的には変更なし。尚、FXTFミラートレーダーがスプレッドを元に戻すことになったら、口座移動検討する。 |
ミラートレーダー新運用ルールでの成績推移
運用開始日 |
今月成績 |
累計損益 |
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7月1日〜 |
67,042円 |
176,216円 |