ループイフダン運用のキモ 複利運用との付き合い方
ループイフダン運用は2017年6月ものんびり推移しています。今回は、ループイフダンを長く続けていくうえで大切な「複利運用との付き合い方」についてまとめてみました。
ループイフダン 2017年6月状況
2017年6月22日現在のループイフダン口座です。口座資産が1,224,052円になっています。
ここのところの売買は月数回と少な目です。これは、ループイフダンの設定が米ドル円113円後半以降で活発になるようにしてあるためです。
設定は2本立てになっていて「米ドル円買い25銭」と「米ドル円買い100銭」です。113円後半以降になると2本の設定がフル稼働になるのですが、113円前半以下になると「米ドル円買い100銭」のみとなるので利益確定が減るという仕組みになっています。
こんな具合なので、ループイフダン 運用成績をみても2017年2月以降はかわいい利益が続いているわけです。
まあ、しょうがないところですね。
でも、昨年に比べてループイフダン口座は下げ相場にかなり強くなっています。
現在、ループイフダン口座の保有ポジションは3.6万通貨です。最大ポジションは4万通貨です。昨年、4万通貨くらいまでポジションが増えたときは含み損もそれなりに大きくなりました。元金の4分の1程度まで含み損が食い込むような感じでした。
今年は、最大ポジションの一歩手前ですが預かり評価残高はまだ1,088,306円ということで昨年開始時の運用元金である100万円を超えています。
これまでの利益分でこの下げ相場の含み損には対応できています。
これが出来る理由は「複利運用自粛」という原則を守っているからでもあります。複利運用の効果を強調する人が多いのですが、私は「複利運用の弊害」を意識することも重要だと思っています。
ループイフダンで複利運用自粛の理由
私のループイフダン基本ルールでは、運用利益は1年くらいはそのままにしておくことにしています。
利益が上がったらその利益を運用資金として売買数量を増やしていく複利運用がループイフダン系運用としても効果的な感じがするかもしれません。
でも、これには裏があります。この「複利運用をやっているといずれ大怪我の元になりやすい」という弊害です。
この理由は単純です。
複利運用を続けていると運用リスクが下がりにくい
ループイフダンの運用利益をそのままにしておけば、それは余裕資金増加となります。余裕資金が増加すれば全体のレバレッジも下がり、為替変動が設定に不利に動いたときの耐久力が上がります。
ところが、利益が増えたからと複利運用的にポジションを増やしていけばリスクは下がりにくいです。
そうなると、想定外の逆行相場などで一気に窮地に陥る可能性がでてきます。
無論、複利運用やっていて必ず窮地に陥るわけでもありません。元々の設定が相当の余裕を持たせてあれば、そこまではいかないからです。でも、利益が出て複利運用をしたくなる時というのは投資家がかなり強気になっているときでもあります。人間誰しも強気のときはリスクを軽視しがちなところがあることも留意すべきです。
その反面、運用資金が増加すればいずれは売買数量を増やして利益増大につながるように考えていくことも大切な部分です。その辺を考慮しての私のルールが、運用利益を1年間はそのままにしておくというものです。
こうしておくことで、運用利益をリスク軽減に使えます。そして、1年くらい冷却期間を置くことでより効率的な設定も冷静に考えられます。
私のこのやり方が、正しいかどうかはわかりません。ただ、大けがを防ぐ効果はあるという自信はあります。いずれにせよ、ループイフダン運用を手堅く続けていくには「運用利益の複利運用方法」はしっかりと考えておくべきだと思います。
当面、のんびり運用が続きそうですがあせらず設定そのままでやっていきます。