ループイフダン バージョンアップ
ループイフダンが2016年9月にバージョンアップしています。このバージョンアップで更に使いやすくなっています。特に良いとおもった3ポイントについてまとめました。
バージョンアップ 私が良いとおもった3ポイント
今回のバージョンアップはかなり大幅で、ユーザーの声を取り入れた部分が数多くあります。これまでループイフダンは、低コストで手軽ではあるものの融通が利かないところがあったのですが、今回のバージョンアップで相当改善されています。
私が良いと感じたのは以下の3つです。
- 損きり機能追加
- ループイフダン停止してもポジション自動決済せず残せる
- 同じループイフダンを複数稼動できる
これまでのループイフダンは想定値幅以上に動くと売買が止まってしまうようになっていました。例えば、米ドル円買い25銭幅で設定本数10本の場合、想定値幅は25銭×10本で2.5円となります。2.5円以上円高になると買いポジションが10本立ってしまうので、それ以降の円高は静観しているだけという具合だったのです。
今回の改正により、想定値幅以上に動いたときは損きりをしながら追いかけていく形になっています。
先程の例でいくと、2.5円を超えて円高となったら1番最初のポジションを損きりして新規ポジションが建つというイメージです。この損きりは自動的に行われます。これが、今回ついた「損きり機能」です。
ただ、この損きり機能は良し悪しですよね。
先程の例で、2.5円下げて10本のポジションが建ったときに「これからの下げは損きりせずにこのままで相場の回復をまとう」という判断をしたい方もいるはずだからです。
この辺も、今回の改善点です。
その場合は、「ループイフダンを停止させてポジションを残しておく」という選択ができるようになったからです。これまでは、ループイフダンを止めるとポジションも自動決済されるという仕組みでした。
今回のバージョンアップで「ループイフダン停止してもポジション自動決済せず残せる」ことができるようになっているので先ほどのように損きり機能を自動的に適用するのが嫌な時は、ループイフダンそのものを停止させておくことができます。
そして、「同じループイフダンを複数稼動できる」ことも大きいです。今までは、「米ドル円買い25銭幅」というシステムを走らせるとその同じ設定を2本走らせることはできませんでした。米ドル円買いで2つ目を設定したい場合は、値幅を50銭や1円に変更する必要があったのです。
今回のバージョンアップで、米ドル円買い25銭幅のシステムを2本3本と走らせることができるようになります。
先程の2.5円値幅の例でいくと、1本のループイフダンを停止させてポジションを残したままにしてから更に新規で同じ設定のループイフダンを走らせるということができます。
相場運用では、いろんな局面があります。ループイフダンもこれだけ柔軟になると、それぞれの場面に合わせた設定ができるようになります。
今回のバージョンアップを、これまでの運用にプラスして活かしていきます。