- FX自動売買入門 >FX自動売買が儲かる理由 損切りで儲かる仕組みを図解
FX自動売買が儲かる理由 損切りで儲かる仕組みを図解
自動売買は初心者の方にとってのメリットが大きく3つあります。
- 自動売買なので売買技術を最初からプロ・セミプロクラスと同等の売買が可能
- 大損しにくい
- 損切りは少なめで利益は大きめとなる傾向があるので堅実に利益を増やせるようになり易い
これら3つとも、自分で売買判断をする裁量トレードの比較をした場合に言えることです。いきなり自動売買から入った方などは、これらのメリットは感じにくいかもしれませんが続けていくといずれわかるようになるはずです。
3つのメリットを支える一番の核が「損切り」です。決済の時に損を出すような売買を「損切り」と呼びます。自動売買が儲かる運用法である大きな理由は、この損切りにあります。ここでは、実際の大きめの損切りを事例にしてそのメリットについてお話しします。
FX自動売買 損切りの画面と解説
この画面は、2011年4月に実際にエコトレFXで発生した自動売買としてはかなり大きめの損失画面です。この1回の損切りで300pips(円換算で3円)もの損失が発生しています。でも、その後にそれとほぼ同額の利益が発生していて、損失と利益の同額は相殺されてちょっと利益になっています。
これ、一般の売買ではこうなっている可能性もあります。
- 4月21日の段階:300pips以上の含み損・・ちょっと痛いけど我慢しよう。
- 4月28日の段階:600pips以上の含み損・・うわぁ〜困った損切りしたいけどちょっと出来ない。
600pips以上の含み損が発生して頭を抱えていたかもしれません。
上記の画像で損切りの後に利益となったのは、損切りが出来たからです。一般の裁量トレードでは、かなりの方が含み損を増やす結果になったりします。私自身も、300pipsまでの段階で損切りがきっちり出来るという自信は正直言ってありません。
それほど、損切りをきっちりと実行していくのは難しいものがあります。自動売買は、裁量トレーダーの多くが苦手としている損切りを感情やタメライなどお構い無しに決まった売買プログラム通りに忠実に実行してくれます。しかも、裁量トレードの時よりも損切りによる衝撃や後悔が少ないという傾向もあります。理屈っぽくなりますけど、その部分も解説させて下さい。
自動売買の損切りは苦痛を3分の1にする
裁量トレードでの損切りに比べて自動売買の苦痛は3分の1くらいに軽くなると私は感じています。その理由は単純です。損切りをする時に苦痛と感じるのは3つの段階に分かれています。
- その1 損切り判断の時の苦痛:慣れてきても、損切りしようかどうかという判断は重要な悩み事です。その時の苦痛のことです。
- その2 損切り注文を出す時の苦痛:いざ損切りしようと思って自分の口座にログインしてもなかなか注文ボタンを押せないときもあります。その時の苦痛がこれです。
- その3 損切りあとに後悔する時の苦痛:損切り注文を実行した後というのは、相場が反転する事も多いものです。更に、「損をしてしまった」という後悔のような苦痛があります。
経験上、裁量トレードで損切りをする時はこの3つの苦痛があります。自動売買の場合は、最初の二つは機械的にやってくれるので苦痛と感じることはありません。最後の「その3 損切りあとに後悔する時の苦痛」だけで済みます。この苦痛でさえ、損切りしてかなり時間が経ってから確認することも多いためかなり軽減される傾向があります。
裁量トレードで、私自身も損切りにはかなり苦労してきました。自動売買を始めての最初の驚きが損切りの苦痛がほとんどない事でした。苦痛が無いにも関わらず、損切りはきっちりと実行されて利益が出るようになっています。FXの比較的経験の浅い方でも、きっちりと利益が出せるようになれる運用手段として自動売買は優れていると私は強く感じています。