FX 損切りが出来る手順
損切りは絶対駄目
こう考えている投資家は多いのですが、これは前回までご説明した投資家の損への恐怖心が根底にあります。もしもまだあやふやであれば、FXとは勝者1%の基礎を最初から読んでみて下さい。この考えがある限り、損切りが遅くなり運用がうまく出来ません。
損切りをしないで済まそうという発想は、含み損の増加を通じて投資家を窮地に追い込む結果となります。
スワップ放置口座の損切りについては、ちょっと考え方が違ってきますので後日お話します。今回は、損切りが少し気楽に出来るようになるお話をしましょう。
では、始めましょう
FX損切りと運用ルール
損切りには、「良い損切り」と「悪い損切り」があります。これからFXで利益を積み上げていくようになるためには、こういう状況にするのが理想です。
- 良い損切りは躊躇せずに出来るようにする。
- 悪い損切りはしないようにする。
何が「良い損切り」で何が「悪い損切り」なのでしょうね。これも、あまり難しく考える必要はありません。
「運用ルールに従って考える」
これで十分です。例えば、「買って5円下がったら損切り」と運用ルールに書いてあるとしましょう。この場合、損切りの評価はこうなります。
- 5円下がった時点で損切り→良い損切り
- 5円下がっても損切りせずに、10円でやっと実行→悪い損切り
単純にこう考えて実行して下さい。FXを行う方は、各人それなりの運用ルールを作ってあるでしょう。それに従って売買できているかどうかを基準にします。
運用ルール作っていない人は、今すぐ作らなければいけません。
運用ルール無しでFXをやるのは無謀
運用ルール無しでFX運用をしている方は、今すぐ作成しましょう。最初は、うまく出来ないかもしれませんが、最低ルールだけでもつくり、後で書き加えていけばよいのです。
- 仕掛けのルール
- 利益確定のルール
- 損切りのルール
- 休みのルール
最初は、最低上記の項目があれば十分です。壁にでも貼っておいて、修正を加えていきましょう。これが出来ないといずれ大怪我をする原因となります。運用ルールが無いのは、道路標識や信号機の無い道路で車を走らせるようなものです。その状況で、みんなが勝手に車を走らせれば交通事故が多発して大混乱となるのは明らかです。運用ルールが無いと何が良くて何が悪いかもわかりません。
運用ルールは、成功への第一歩です。
これで、損が少なくなります。「運用ルールを守ろう」という気持ちが働けば、自然に理想の運用に近づいきます。
えっ、もっといきなり儲けられる話をしろって?
儲かるようには順番があります。まずは、運用ルールを作りきっちりと損切りが出来るようになるのが重要です。
次回、スワップ投資放置口座の扱いです。
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
FXとは・・勝者1%の基礎 目次
- FXとは勝者1%の基礎
- プロスペクト理論と利大損小の関係
- FXの真実 勝者は1%
- 投資家心理は不公平
- FX破産のメカニズム
- FX 勝つ最初の準備
- FX 損切りが出来るようになる手順
- スワップ投資 損切り放置口座の扱い
- FX 勝つための2条件
- 損失回避本能のまとめ
- FX 予想は失敗の元凶
- アンカリング効果予想しても勝てない原因
- FX 売買自由への道
- 磨くべきは変動感覚
- 変動感覚は春夏秋冬の如し
- 相場は予想するものではない
- 投資家の心理テストから見える意外な成功のヒント
- 投資家は自分の心の中を知らない
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- FXの判断が歪む理由
- 相場師と投資家の違い
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- FX投資 FX情報を捨ねば勝てないのはなぜか
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