レバレッジ付き定期外貨取引 始まる

SBIFXトレードにて定期的に外貨を自動購入していけるという新サービス「レバレッジ付き定期外貨取引」が始まりました。ドルコスト平均効果を利用した積立投資がFXで簡単にできるなどのメリットがあると同時にデメリットと感じる部分もあります。その辺についてまとめました。

レバレッジ付き定期外貨取引 メリットデメリット

SBIFXトレード レバレッジ付き定期外貨取引

 

このレバレッジ付き定期外貨取引には、大きく4つの特徴があります。

 

  • 定期的に自動購入
  • レバレッジを1〜3倍で設定可能
  • 1ドルから購入可能
  • レート固定機能

 

FX積立をしていくときに欲しい機能を一通りそろえている有難い内容です。「定期的に自動購入」の購入頻度は、日・週・月から選べます。私が手動やっているSBIFXトレードを使ったドルコスト平均法は、月1回ですがその理由は注文を出す手間や継続性を考慮してのものです。毎日あるいは毎週手動注文を出すやり方というのは、最初は楽しくてもいずれ続けるのが苦痛になります。

 

その点、レバレッジ付き定期外貨取引は毎日と設定すれば毎日外貨ポジションを自動的に作ってくれます。

 

そのレバレッジも1〜3倍で設定できます。FX積立でも高レバレッジが失敗の元になるのは、通常のFX取引と同じです。特に積立系はポジションそのままの放置投資気味になるので、レバレッジを最高3倍以内としたのは良い設定だと感じています。

 

そして、SBIFXトレードの大きな特徴である「1ドルから購入可能」はレバレッジ付き定期外貨取引でも採用されました。この制度であれば1回1000円くらいから無理なく始められます。

 

レバレッジ付き定期外貨取引で特に画期的と感じたのが「レート固定機能」です。自分のタイミングで購入することもできるのですが、その際は「一定時間レートを固定する」という機能がついています。FX積立派はノンビリやりたい方も多いので、この機能は案外重宝するかもしれません。

 

このレバレッジ付き定期外貨取引でデメリットと感じるのは「スプレッド」です。各通貨のスプレッドは以下のようになっています。

 

  • USD/JPY 0.05円(5pips)
  • GBP/JPY 0.3円(30pips)
  • AUD/JPY 0.2円(20pips)
  • NZD/JPY 0.3円(30pips)
  • CNH/JPY 0.1円(10pips)
  • ZAR/JPY 0.05円(5pips)

 

各通貨ともに通常の裁量トレードレートの10倍くらいスプレッドが広くなっています。米ドル円と南アフリカランド円の5銭は、まあまあ許容範囲かなという気はしています。

 

でも、固定レート機能などがあるのと設定どおり自動購入していくという仕組みを考慮するとこのスプレッドの広さはやむを得ないという気もします。システム負担もかなりありそうなので、スプレッドが広い分は手数料と考えて許容できるのであればこのサービスを使ってみると良いかもしれません。

 

私は、豪ドル円でやっている手動ドルコスト平均法SBIFXトレードを使ったドルコスト平均法
)は今後も今までどおり続けていきます。月1回の積立は、負担はほとんどなくスプレッドも有利な通常レートが使えるのでこのままの方が良いという判断です。

 

レバレッジ付き定期外貨取引は、米ドル積立NISA用資金の事前運用に利用するつもりです。

 

私は、長期的には円安は避けられないと感じており、定期的に米ドル円買いポジションや米国株を購入し続けています。また、来年から始まる子供NISAなども利用するつもりでいます。こういったいずれ必要となるであろう資金を長期的に安定的に上昇が見込める通貨米ドル購入に充てておくことで少しでも増やしていこうという考えです。

 

概要は近々記事にまとめます。レバレッジ付き定期外貨取引は、口座開設手続き時に一緒に開設することも単独で開設することもできます。申込時に「定期取引l口座」となっているのがレバレッジ付き定期外貨取引です。

 

SBIFXトレード レバレッジ付き定期外貨取引

2015/12/21


記事がお気に召しましたら、共有・拡散お願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加   
お気楽FX 相場生活入門について
当サイト記事はメルマガ連載記事を再編集しながら作成しております。FXメールマガジンは2004年より発行中です。お陰さまで発行回数2500回を超えました。登録・解除無料です。実際の運用状況を公開しながら、解説をしていく実践しやすいスタイルです。中長期で資産を増やし続けていきたい方向けです。

相場生活入門 まぐまぐページ

TOPへ