レバレッジ10倍とFX積立
金融庁が検討していると言われているレバレッジ10倍への引き下げが本当に実施となった場合、私たちが続けているFX積立にも少なからぬ影響がでます。具体的にその影響がどれほどかについて検証してみました。
レバレッジ10倍でロスカットラインがどれくらい上がるのか?
本日現在のFX積立ポジションの状況です。豪ドル円レートが、買い平均値よりちょっと高いところにあるので含み益になっていて、スワップポイントも45万円まで貯まってきました。
大雑把に考えれば、私たちがやっている純ドルコスト平均法FX積立は、低レバレッジのためレバレッジが10倍まで下がってもそれほど大きな影響は受けないと思いがちです。
でも、全く影響を受けない訳ではありません。具体的にどれくらいの影響があるのかは数値で把握しておくことは、今後の対策を考える上でも大切です。
具体的な影響は、ロスカットラインがどれくらい上がるかという部分です。
2017年10月月初の私のFX積立運用口座でその計算をしてみましょう。
2017年10月初旬時点の純ドルコスト平均法積立状況
ポジション |
買い平均値; |
積立総額; |
利益+スワップ |
運用資金合計 |
含損益考慮 |
108662豪ドル |
87.3984円 |
5,315,000円 |
557,257円 |
5,872,257円 |
5,964,459円 |
では、早速計算してみましょう。数字が見やすいようにある程度丸くして計算していますのでご了承くださいませ。
レバレッジ25倍での強制ロスカットまでの値幅計算
- レバレッジ25倍での豪ドル円1万通貨での必要証拠金:87.3984×1万÷25=約3.5万円
- 保有ポジションの最低必要証拠金:3.5万円×約10.9万通貨=39万円
- 現状の強制ロスカットまでの余力:約587万円ー39万円=548万円
- 強制ロスカットまでの値幅:548÷10.9万=50.27円
ザックリとした計算ですが、87.3984から50円下落した37円台突入まで強制ロスカットの心配は要らない状況になっています。
では、これがレバレッジ10倍になるとどうなるか計算してみます。
レバレッジ10倍での強制ロスカットまでの値幅計算
- レバレッジ25倍での豪ドル円1万通貨での必要証拠金:87.3984×1万÷10=約8.7万円
- 保有ポジションの最低必要証拠金:8.7万円×約10.9万通貨=95万円
- 現状の強制ロスカットまでの余力:約587万円ー95万円=492万円
- 強制ロスカットまでの値幅:492÷10.9万=45.13円
レバレッジ10倍になると、強制ロスカットまで約45円となり、42円台突入くらいで強制ロスカットの可能性がでてきます。
大雑把ですが、約5円ほど強制ロスカットラインが上がることになります。
これをどう取るかは人それぞれです。
私は、それほど大した影響はないと感じています。
ただ、現状ポジションはレバレッジ1.5倍台ととても低くなっています。このため、今後レバレッジを上げて買いを入れていくと強制ロスカットラインが上がっていくことになるのは注意が必要かも知れませんね。
読者の中には、私よりも高レバレッジでやっている方もいます。なだ先のことではありますが、個別でその影響をある程度把握しておくほうが無難です。
もう一つの懸念としては、使っているSBIFXトレード口座が現在の1通貨売買などの取引条件を維持してくれるかどうかです。まあ、これについては今の調子でやっていてくれれば問題はないと思っています。SBIFXトレードさんが、今後も頑張っていくことを信じて使っていきます。
私のFX積立は、今後も特に変更はなく続けていきます。こんごも700万円・800万円と一歩一歩前に進んでいく所存です。