fx初心者でも損しないためにすべき事
FXで大損しないための心得や格言は沢山あります。その中には、簡単なことだけども実践上も重要なことがあるんですよね。
「相場が見えるときに弾はなし」
これもその一つです。こんなの当たり前と思うでしょうが、FX初心者でも損しないために重要な教訓でもあるのです。今回は、この相場格言を掘り下げてみます。
まずは、最近の豪ドルグラフ状況をご覧下さいませ。
最近の豪ドル円手書きグラフ
サヤすべり取りのための手書きグラフ状況です。
相変わらずの往来相場が続いています。特に、ここ数ヶ月は94〜96円の間にピッタリとはまった動きが続いています。こんなときよくやってしまうのが、「94円になったら買って、96円になったら売ろう」という売買です。この短期の値動きだけ見ていれば成功しそうに見えるので、ついついやってしまいがちなんですよね。
でも、この売買がうまく出来るのは1回かせいぜい2回程度です。こういう売買をする方が増えてくると相場が動きやすくなっていくからです。97円や93円をつけたり92円以下に下がり始めると、含み損を抱えた投げがでたりするため、大崩れし易くなってしまいます。
あまり、邪心はおこさずいつものように場帖・グラフを記入していくのが最良の選択なのだと自分に言い聞かせているところです。私のサヤすべり取りは、●●▲■レポートにまとめてあります。
「相場が見えるときに弾はなし」
こういう長い往来相場の後、大きく崩れたりすると大損する人が大量発生することがあります。これは、値幅の小さな相場に慣れてしまって、資金も使い切ってしまうことが原因の一つです。大きく崩れた後に、絶好の買い場となったとしても、余裕資金が無くなっている。しかも、含み損が心理的に重くなっているため、場合によっては大損してしまう。
「相場が見えるときに弾はなし」
この状況ですよね。こういう苦い経験をお持ちの方も多いでしょう。私も、このパターンでは何度も痛い目にあっています。相場が見えるときに勝負ができるようにしっかりと資金的余裕を作っておくというのは、出来そうで出来ないことの一つなんです。
FXを始めたばかりでまだ損をしていないという方も、この辺は留意しておくべきだと思います。
私が「相場が見えるときに勝負ができるようにする」ために3つのことをやっています。
- 各ポジションのレバレッジレベルなどは月1回程度把握する。
- 相場運用しない資金は定期預金など引き出しにくい金融商品に入れておく。
- 積立などを利用して手元に必要以上の余裕がでないようにする。
低レバレッジで運用しているはずなのに、いつの間にか高レバレッジになっていたりすることがあります。現在のようにぬるい相場展開でよくある現象です。1ヶ月に1回で充分なので、再点検をやるようにしています。
残り2点は、「相場に回す資金を減らす工夫」です。
運用資金枠は、年初に決めてありそれを守るようにしています。でも、その運用資金枠には少し余裕をつくってあり面白いFX業者がでてきたりしたらお試しで使えるようにしてあります。でも、これをいくつもやっていると当初の運用資金枠がうやむやになってしまいます。
それを防ぐには、表向きの余裕資金を減らしてしまうのが一番です。一年定期預金などに入れて解約を難しくしたり、毎月積立などを行うことで、手元に生活資金以外の余裕資金があまりない状況をつくります。
FXで最悪の大失敗パターンは、いつも決まっています。
- 含み損が増加してきて、資金を何度も追加する。
- 相場が一時的に回復したときに大勝負をかける。
- 相場が再び暗転して含み損が更に大きく膨らむ。
- 資金が無くなったところ、あるいは精神がもたなくなったところで終了
最後までいってしまえば、これまで作った全財産のほとんどが無くなることも多いです。これを防ぐには「追加資金をださなければいい」のですが、手元にあるとどうしても入れてしまいます。定期預金にしたらその通帳やパスワード管理などは妻に任せてしまうのも良いと思います。自分で管理していると、定期預金にしようが何であろうが引き出したくなることもあるからです。
私も過去にこいいう最悪パターンを経験しているので、二度と繰り返すまいと決意して、このようなことをやっています。