「割をとる」 FXスワップ投資 私の視点
スワップ投資の基本は、「割をとる」ことにあると考えています。いつもの通り、豪ドル円手書きグラフを描きながらサヤすべり取りの復習をしておりました。
豪ドル円 方向性はまだ
直近の天井から現在までの手書きグラフです。大分落ち着いた形になってきていて、そろそろ大底をつけたかなという形にも見えます。ただ、ここまでの落ち方がいつもとは違っていたのが気になっているため買いを入れる気持ちにはなっていません。
このあいだ少しポジションを減らした後は、日々1分の作業を続けているだけです。
今の状況は、どちらに転ぶか流動的すぎる気がします。値動きがなかなかじれったいんですね。「もっと激しく上げてくれれば勢いがつくのに」とか 「ここであと一下げあれば大底感がでるのに」という具合に、上げ下げどちらにも物足りなさを感じる日々です。
こういう時は、ポジションをあまり動かすべきではないんですよね。
相場は自分の思い通りにはなりません。だから、しれていてもしょうがないんですよね。そうは、わかっていてもジラされて焦ってしまうことがあるんですけどね(笑)。こういうとことは、いつまでたっても未熟なところです。
ジラされているだけどとついつい注文出してしまったりするものです。そうならないように、こういうときは自分の運用法の復習なんかするようにしています。
「割をとる」ことは相場の根本である。 〜 相場格言
これ、私のやっているサヤすべり取りの基本中の基本部分です。商品相場でも株式相場でも、「まずは勝ち易いほうにつけ」ということです。商品相場は、サヤがあるので「売り方」ということになります。FXの場合は、スワップポイントを利用するので円関連の通貨であれば「買い方」ということになります。
でも、ただ単に高金利通貨を買えばいいという訳ではないですよね。金利が高い国には、それなりの理由がある。特に「金利を高くしておかないと資本流出が激しくて通貨が暴落しやすい」という傾向の国の通貨は要注意です。
こういう国に関しては、買いポジションを保有してスワップポイントを受け取ることは、「割をとる」ということにはなりません。では、割を取れる国とはどこがあるかとなると絞られてきます。
私は、豪国を選んでいます。日本と比較した際に、同じ先進国であり安定的な国としてほぼ同レベルです。成長性という視点では、移民政策により人口増加傾向が今後も続き経済規模は緩やかに拡大していくということで日本以上の将来性が見込めます。なのに、日本よりも金利が高いということでAUDJPY買いでスワップ投資というのは「割をとる」形になると判断しています。
10年年以上前にこういう基準で豪ドル円専門になって、ずっとサヤすべり取りを続けてきました。これkらも、日本と豪国の金利逆転などが起きない限り、豪ドル円専門で続けていきます。まあ、やることはいつもどおり日々1分の場帖・グラフ記入ですけどね。