FXトレーダーにとって大切なこと
豪ドル円が下げ気味に推移しています。私の豪ドル円ポジションは3分の2程度が両建て状態となったまま様子をみているところです。そんな中で描き続けている手書きグラフについて感じていることをまとめました。FXトレーダーにとって大切と感じている部分についても後半でまとめてみました。
豪ドル円 最大下げ期間の目安
豪ドル円は、往来相場に突入しています。下げ相場からの往来相場途中の下げは、下げ気味に感じることも多いです。実際、ここから崩れだして3段目の下げに突入する可能性を含んだ形です。
とはいえ、そろそろ反発も濃厚になってきています。豪ドル円は、大きな下げ相場でも大体6か月くらいがメドだからです。
好例はリーマンショック時で、あの時も折れ線グラフからみた下げ時期は約6か月でした。大きな下げで絶望的な日が長く続いたようなイメージがあるのですが、実は半年くらいの出来事だったのです。
もっとも、その前ににインフレや経済不振で豪国が非常事態に陥ったような時には1年以上下げたことがあるので6か月という目安も絶対ではありません。ただ、今の豪国にはそういう非常事態の気配はないので、そこまでは心配しなくてよいかなと思っています。
今回も、豪ドル円が下げ始めてから4か月以上が経過しています。最大6か月という目安からいけば、そろそろ反転の可能性は意識しておくべき時期です。
売りポジションに利益が乗り易いからと、調子に乗って売りポジションを増やすことだけは控えるようにしています。
でも、こう書いていてもいつの間にか増やしてしまうこともあります。そして、そういう時に限ってそこが大底だったりするんですよね。相場の神様は天罰がお好きなようで、ルール違反には厳しい罰が下ります。逆に、しっかりとルールを守っている者には寛容なんですよね。
相場運用には、ルール違反せずにしっかりルールを守るという精神の強さも求められるんです。
FXにも通じる「心・技・体」
相場師ほど精神修養の大切な職業はない。・・・安達太郎
FXでも精神修養は大切な部分です。柔道や空手などの武道で「心・技・体」を大切にするのと似ています。FXでの「心・技・体」は以下のように置き換えられます。
- 心=精神
- 技=運用技術
- 体=健康管理
相場生活を始めてから10年くらいですが、FXで利益を出し続けていくうえでこれら心技体の大切さは身に染みて感じています。年齢を重ねたということもあるのですが、ちょっと無理をすると体を壊すようになりました。体を壊すと売買判断がゆがみます。
精神も同様で、心配事が多かったりして不安定な時期にはやはり売買判断がブレやすくなります。売買ルール違反を繰り返す時も似たような心境で「このままではいけない」という気持ちがミスを招きます。
相場運用は、何十年にもわたり続けて資産を増やしていくものです。これら「心・技・体」を維持していくためには、長く続けられるという視点が必要です。一日中、為替値を気にしないといけない運用法はいつまでも続けられるものではありません。私は、そう感じているのでデイトレ系の運用はしません。
日々の作業は1分程度の場帖・グラフ記入だけのサヤすべり取りであれば、一生続けられるのではないかと思っています。これが、私が今の運用法を25年以上続けている所以でもあります。