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専業トレーダーの滅びはなぜ早いのか?

浮き上がるまでは苦労するのに落ちぶれるときは一瞬

 

これ、よくある専業トレーダーの崩れ落ちパターンのひとつです。私自身もっとも注意している部分です。場帖とグラフを描きながら頭に浮かんできたので少し書かせていただきます。

浮き上がるまでは苦労するのに落ちぶれるときは一瞬

世の中、何が速いかといって相場師のひとたび転げだしての転落ほど速いものはない。

 

相場師はなぜ転ぶか。その第一の原因は不遜である。

 

思い上がりは人間誰にもであるが、相場師にとってはこの思い上がりは命取りである。七転び八起きしてきた相場師は、そのことを嫌というほど知っている。常に謙虚と感謝を人並み以上に心がけている。

 

しかし好調の波が続くと天を恐れぬ人になっている。 〜「相場開眼」より

 

相場師と呼ばれた人たちで最後まで大きな資産を残した人は驚くほど少ないというのはよく知られた事実です。これは、現代の専業トレーダーにも言えることです。恐らく、専業トレーダーとなり5年以上勝ち残っている方はかなりの少数でしょう。FXに真剣に取り組み必死に戦い敗れていく。

 

これは、江戸時代から繰り返されてきたことです。

専業トレーダー

 

人間は、大勝利が続くとどうしても気持ちが高揚してくる。

 

そして、その高揚した気持ちは必ず生活のどこかに現れてきます。

 

遊びにドップリとつかることもあります。豪華な家にお金をつぎこむこともよくあることです。本人は「俺はいつも通り平常心」なんて思っていても、知らず知らずのうちに生活スタイルが大きく変わってくるものです。

 

この本の中でも、庭に山をつくって大きな池をつくり高級鯉を買い集めた相場師の話が載っています。

 

なぜか共通するのは、儲けていい気になっている時期が短いことです。

 

成功するまでの道のりは険しく長いのに落ちぶれるのは一瞬の出来事なんです。

 

5億・10億のお金があったらそんなに簡単にはなくならないだろうと誰もが思うものです。でも、その資産を作るのは大変でも失うときは速いのが現実です。資産が100倍に増えても、気持ちが大きくなっているせいか売買単位も昔の100倍になっているので、大損で失う金額が半端ではないんですね。

 

私も、ここまで極端ではないのですが、良い気になって放蕩していた時期が数年前にありました。幸い、崩れ落ちるまではいかずにとどまることが出来、今も生き残っています。

 

これって、ブログ書いているお陰かもしれませんね。

 

ブログ記事つくるために本を読み直したりすることが多いので、記事ネタとするだけでなく自分の心の戒めにもなっています。こうやって利益をだしているのも読者の皆さんのお陰だと思っています。

 

いつも訪問頂いて、本当にありがとうございます。これからも、利益を出せる方法を実践しながら紹介していき、皆さんのFXにお役に立てて頂けるように頑張っていきたいと思います。

 

では・・・・・・・じゃなくて・・・・

 

一番大事なことを書くのを忘れるところでした。

 

ここで書いたことは、専業トレーダーとして独立できるだけの力量をもった方であれば既に理解しているはずです。それでも、調子がよくなるとハマってしまう。ここに本当の恐ろしさがあります。

 

充分に注意していかねばなりませんね。

 

相場師の末路あわれ。なぜならば、それが不遜のつぐないであるからだ。天を恐れることは社会に感謝し、奉仕することである。足るを知りむさぼる事なかれ。

 

私も、利益の一部を寄付(ふるさと納税ではなく純粋な寄付)にあてたりしてきました。そんな大きな金額ではありませんが、今後も続けていくつもりです。利益を出せた幸運に感謝を忘れずに、日々1分の作業を続けていきます。

 

2014/10/09


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