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感情の落とし穴「人はお金の価値を平等にとらえられない」 FX始めたら注意すべきポイント

人間には感情の落とし穴とでもいうべき部分があります。FXや株式投資では、これが大損の原因ともなることがあります。この傾向と対策を理解しておくことはFXで成功するためにも有効です。

FXでおこる現象と対応策

感情の落とし穴というのは、「人はお金の価値を平等にとらえられない」ということです。例えばスーパーでたまごを買うとします。

 

  • Aスーパでは1パック200円
  • Bスーパーで1パック100円

 

AスーパーとBスーパーは近い場所にあるとします。この場合、Aスーパーでたまごを買おうとしていた主婦が友人に出合いBスーパーの方が安いという情報を入手したとします。おそらく、多くの方がAスーパーでたまごを買うのをやめてBスーパーに行くはずです。

 

さて、次は電気量販店でテレビを買うケースを同様に考えてみます。

 

  • A電気量販店では100000円
  • B電気量販店では99900円

FX 感情の落とし穴

A電気量販店とB電気量販店は近い場所にあるとします。この場合に先ほどと同様のケースを想定してください。

 

A電気量販店でテレビを買うつもりだった人が友人に出合いB電気量販店の方が100円安いと教えてもらったとします。A電気量販店ではそれ以上は値段を下げないと言っています。

 

さて、100円のために電気量販店を移動するでしょうか?

 

おそらく、移動する人と移動しないという人に分かれます。私は100円程度の違いであれば移動しない派です。

 

これが感情の落とし穴です。「人はお金の価値を平等にとらえられない」という意味がなんとなく理解していただけるのではないかと思います。この事例をテレビではなく車や家で考えて頂くともっとわかりやすいかもしれません。

 

買物金額が大きくなればなるほど、100円程度の差であればお店を移動しないという方が増加していきます。

 

普段の生活では、この現象はあまり大きな問題にはなりません。でも、FXにおいては深刻な状況を引き起こすことがあります。

 

例えば、損失による感情麻痺です。1回1000円以上の損失は出したくないという投資家がいたと想定してください。

 

  • 怖いので最初のうちは1000通貨で売買していた。1回の損失は1000円で練習のつもりではじめた。
  • 損失がかさんできたので売買数量を1万通貨に上げた。
  • 更に膨らみ、熱くなって10万通貨に上げて勝負した

 

或はこの逆もよくあります。

 

  • 怖いので最初のうちは1000通貨で売買していた。1回の損失は1000円で練習のつもりではじめた。
  • 好調に連続利益。もっと儲けるために売買数量を1万通貨に上げた。
  • 更に利益が膨らみ、10万通貨に上げて勝負した

 

どちらの場合も、最後に大きくやられてしまうことになります。勝にせよ負けるにせよ、感情が高ぶることで売買数量を増加していくと歯止めが効かなくなります。最初は1000円の損きりでも辛かったのが、運用資金や売買数量が違ってくると1万円の損きりでもダメージを受けなくなります。

 

売買を続けて頭が熱くなってくると、「人はお金の価値を平等にとらえられない」という本能は更に進行していき悲劇を生み出す原因ともなります。この「人はお金の価値を平等にとらえられない」という感情の落とし穴には十分に注意していかねばなりません。

 

とはいえ、この悪循環にはまらない方法はそれほど難しいものではありません。2つのことを厳守していけば大丈夫だからです。

 

感情の落とし穴に落ちないための2つのこと

 

その2つとは、これです。

 

  • 運用資金を限定する。
  • 売買数量を一定範囲に固定する

 

まず、FXで運用する資金枠を固定していくことです。それ以上は、何があってもつぎこまないようにします。私の場合、FX初心者向けミドルリスク運用法で公開している豪ドル円の●●▲■+場帖・グラフ売買裁量トレードでは、今年の運用資金枠を決めています。どんなに窮地に陥ってもそれ以上の資金は入金しません。

 

運用資金を増やしたり減らしたりを頻繁にやると、運用資金の感覚がマヒしやすくなります。運用資金を100万円にしたり500万円に増やしたりを続けて売買をしていて、いつの間にか大きなリスクを取っていることに気づかずに大きな損失を招くということもあるからです。

 

そして、追加資金を認めることで「もし含み損が膨らんでも資金を追加すればよい」という甘えを持つことにもなります。この甘えも、損失が遅れるなどFX運用にはマイナスに働きます。

 

もう一つ、売買数量を一定範囲に固定するのも大切です。私は豪ドル円の裁量トレードは1回10万または20万と決めています。どんな強気のときども20万通貨超の売買注文は出しませんし、どんなに弱気でも10万通貨未満の売買注文は出しません。

 

売買数量はある程度固定しておかないと混乱のもとになります。

 

  • 1万通貨売買で1000pips損失⇒損失額10万円
  • 10万通貨売買で100pips損失⇒損失額10万円

 

この2つは、損失額は同じですがトレードとしての意味は全く違います。こういう部分が損失10万円として一緒に処理されてしまうと売買自体がだんだんとおかしくなっていきます。

 

売買数量は、ナンピン売買のように1本目1万通貨・2本目2万通貨・3本目3万通貨と最初から売買数量変化をルール化している場合もあります。でも、自分の設定しているルール以外の売買数量で売買している時には、危険信号です。一旦、運用全体を見直しておくくらいの冷静さを持っておくべきです。

 

私自身も、過去には売買数量を変動させて痛い想いをしたことが何度もあります。最近は、1回10万または20万通貨という範囲を自然に守れるようになってきています。そして、それと並行して運用で苦しむこともなくなってきました。この辺も、徐々にできるようになっていく部分なのかもしれませんね。

 

これからも、毎日1分の場帖・グラフ作業を続けながら、こういう基礎部分をしっかり守って利益を出していければと思っているところです。

 

サヤすべり取りの基礎 ●●▲■ 詳細説明

2015/06/23


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