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複利運用の魅力

複利運用には陽と陰の2つの面があります。トレードで得た利益をもとにポジションを増やしていけば、運用資産増加スピードは加速します。

 

でも、裏を返せば「破滅のきっかけ」になることもあります。特にスワップ投資では、複利運用を仕掛けていくタイミングはとても重要です。

スワップ投資 複利運用の考え方

FXで利益が出た。調子が良いから利益を更につぎ込んでポジションを増やしていこう。こうやって複利運用していけば、●年で1億円だ!

 

こういう計算は、私も昔よくやりました。

 

でも、なかなか現実化はしないんですよねぇ。

 

それとともに、複利運用の弊害もあります。それは、「運用ポジションが増加しているので損失のリスクも上昇している」ということです。当たり前といわれそうですが、このリスク上昇に投資家が対応できていないことが多いのです。

 

特に、スワップ投資では複利運用てきなやり方は十分に注意する必要があります。

 

トレードスタイルによって複利運用の弊害の起き方は違ってきます。ここでは、スワップ投資の場合で説明させていただきます。

 

スワップ投資で複利運用したくなるのは、大体決まっています。

 

  • 利益確定が調子よく続いている。
  • ポジションに含み益が出始めた。
  • 含み損も少ない状況でスワップポイントが順調に貯まっている。

 

スワップ投資 複利運用

これは当然かもしれませんが、利益がでて運用資産が順調に増加してくれば「もっと利益を出すためにポジションを増やそう」というのは投資家として自然の行動です。

 

でも、スワップ投資でこれらの状況となっている時期ってどんな時でしょうね。

 

おそらく、ほとんどのケースで「自分の仕掛け通りに相場が大きく動いている時」です。仕掛けが豪ドル円買いであれば、「豪ドル円が買値よりも上昇している局面」です。当然、その後に大きく下げるリスクもはらんでいます。

 

私も経験があるのですが、豪ドル円を70円台で買っていて100円を超えてきたりすると相当の利益が乗ってきます。

 

単純に決済して利益を出背倍良いのですが、なぜか「もっとポジションを増やそう!」という気持ちもでてきます。「もっと儲けたい」という欲が出てしまうわけです。

 

それでも利益が乗っているときは、こういうリスクを甘く見がちです。「もう少し上があるだろう」とか「下げてもスワップポイントを受取ながら耐えていける」という気持ちが「暴落あったらどうしよう」という心配を横に置いてしまうのです。。

 

相場がある程度上昇したときに、ポジションを増やすとその後どういうことが起こりうるのかは、冷静に相場が見れる時期であればいつもの重みでリスクとして認識できます。でも、「利益でてきた」あるい「利益が乗ってきている」という状況になるとそのは気持ちを高揚させてしまうのかもしれません。

 

とはいえ、複利運用を否定しているわけではありません。

 

スワップ投資での複利運用

 

スワップ投資での複利運用する場合、重要なポイントは「タイミング」です。

 

先程の豪ドル円で具体的に書けば、70円台で買ったポジションが100円台になって含み益が大きくなっても「新規のポジション」は絶対に増やしません。その段階では、ポジションそのままでスイングトレード気味の売買をする程度で納めます。

 

ポジションを増やすタイミングは、「豪ドル円が下げてから」です。それも「ちょっと下げた後」ではなく、5円・10円単位で大きく調整した後です。

 

そこまで待ってから、「次の上げ相場はポジションを増やすかどうか」の検討に入ります。

 

こうするだけで、スワップ投資の失敗も減ります。スワップ投資をする方は、それほど高いレバレッジにはしないので高値圏でポジションを増やしたりしなければ、スワップ投資で失敗するリスクもそれだけ減ります。

 

でもですね。

 

これをしっかりと実現できる人は、案外少ないのです。人間は元来せっかちです。儲けるなら一気にガンガン儲けたいという気持ちがあります。そのため、豪ドル円が上げ続けていると「儲けそこなう」という気持ちが強くなりすぎてしまいます。

 

この気持ちを抑え込まないと、下げるまで待つことはできません。

 

「待つためには」信頼のおける基準を一つ作っておくとよいです。

 

私の場合は、豪ドル円手書きグラフです。グラフを描くことで「高値圏にいる」ことは一目瞭然でわかります。

 

高値圏でグラフを見ているだけでも、自分の欲を抑えることはできます。そして、実際に下げ始めれば手書きグラフに対する信頼感も高まります。この循環ができてくると、高値圏でポジションを増やして勝負をするという愚を犯すことは少なくなります。

 

手書きの手間を面倒がる方も多いのですが、毎日1分程度の作業です。私は、豪ドル円の前の銘柄も含めるともう25年も続けています。これからも、大怪我をしないための防護壁として手書きグラフを使っていきます。

 

2017/05/26


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