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豪ドル長期見通し 「相場が相場でなくなる瞬間」警戒で10万豪ドル売り

メイン口座で10万豪ドルを決済しました。買値とほぼ同値での決済ですので、利益は1万円もありません。いつもであれば「場帖が・・」なんて書くのですが、今回は違います。ちなみに、場帖・グラフ上は豪ドルはこれから上昇しそうな感じもあります。そのため、今回の決済も手持ちポジションの一部にとどめました。決済のきっかけとなったのは、10月29日の豪中銀相殺の言葉です。

 

参考:株と為替と私 豪中銀のジレンマ

 

 

ここ数ヶ月、良い感じになると豪中銀総裁の発言で落とされるという展開が続いていますね。これだけ続くと「またか」という気持ちと共に、これからも同じ事をやりそうだという気にもなります。発言で効果が無ければ[「これ以上の金利低下」のような何らかの実弾がでてくるかもしれません。

 

10年ほど豪ドル専門で運用してきたのですが、これだけ強い発言は初めて聞いたような気がします。豪ドル経済にとって豪ドル高が弊害が多い時期に入ったということなのかもしれませんね。「相場が相場でなくなる瞬間」が近づいているという警告のような気もしました。

 

「相場が相場でなくなる瞬間」というのは、相場師の物語を読んでいるとたまに出てきます。昔から相場の世界にいる方には多分ピンとくる言葉です。私の愛読書にはこう書かれています。

 

相場が相場でなくなるという段階がある。国民経済にとって、害悪となるような状況に入った時の相場である。相場が相場なくなるという限界を過ぎると、過去どのような相場でも必ず反動がくる。

 

〜相場喜怒哀楽より引用

 

今回のケースでいけば、「豪ドル高が豪経済にとって弊害が著しく大きくなってしまうとその反動が起きやすい」ということです。こういう理屈抜きの反動は、チャートや場帖書いていてもわかりません。

 

豪経済は、中銀総裁がいうほどひどい状況とは思えず、まだまだ余裕があるような感じはします。でも、これだけ過激な言葉を使ってしまう背景には注目しておくべきなのだろうと思っています。ここから暫くは、AUDUSDの動きも注視しておきます。

 

まずは、ポジションを減らして様子をみておきます。

2013/11/04


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