南アフリカランド円買いからの勝機 RSIでみた買い基準
買いで勝つための基準作り、RSIを使った事例です。
南アフリカランド円買いで使えそうなテクニカル指標 その1
前回、南アフリカランド円売買の要諦は暴落期に仕掛けることと書きました。この作戦を成功させるためには、「暴落期をある程度適格にとらえられるテクニカル指標」が必要不可欠となります。
売りポジションの主力口座であるDMMFXのチャートで探してみるといくつか面白いものが見つかります。
これは「日足RSIで10前後で買い」という基準です。
RSIは通常30割れくらいが「買いの目安」とされます。10前後まで落ちることは滅多にありません。しかも、日足のような長期指標では本当に稀ということになります。通貨ペアによっては、これだけ厳しい基準に該当したことなどないというものもあります。
でも、南アフリカランド円は違うんです。
これだけ厳しい基準でも2年間の間に4回該当する時期がありました。4つの時期、どれをとってもかなりの暴落期です。
2年で4回なので、1年に2回程度というペースです。ただ、1年に1回程度ということもあり、軽い下げ程度ではこの買いシグナルは出ません。
FX業者によってチャートの形は違ってくる。
ご存知の方も多いかもしれませんが、このRSIチャートはFX業者によって表示結果が違ってきます。RSIもDMMFXチャートで10を割ったからといって、他業者チャートでも10を割るとは限りません。
為替変動の大きな値動きはどこの業者も同じなのですが、高値安値の数値はかなりの差があります。テクニカル指標計算の時は、この差がチャートの違いとなって表れます。
このため、他業者でRSIチャートを表示させると10割れなんて全くないということもあります。
私は、テクニカル指標は売買で使う口座で提供しているものを出来るだけ使用するようにしています。
もしも、他の口座でRSIを使うのであれば、そのチャートに見合った形で基準を見直す必要があります。
「行き過ぎれば反動」の逆張りが有効
南アフリカランド円売買をしてきて、「行き過ぎれば反動がある」という特徴を利用した逆張りが有効だと感じています。南アフリカランド円は落ち始めると底なしに落ちるのでチャートを見ているのも嫌になります。
こういう時こそ、「どこで拾うか」と考えられる姿勢を取れるかどうかが成否のカギを握ります。
おそらく、高値で買いポジションを保有している状況ではその姿勢は取れません。もしも、順張り的に上げ相場で買いを入れていきたいのであれば、相場転換時にはポジションをゼロにするか大幅に減らす決断が必要となります。
でも、これを実行するのはなかなか大変です。
大きく上げている時期は、高スワップポイントと為替差益というダブル利益を大きく取れるのでその誘惑から抜け出すのは難しいからです。
少なくとも、私にはできません。
暴落期に入ってから買い準備をして逆張りで下値を拾っていくという売買だけが、私にできる「南アフリカランド円 買いから入る時の勝機」ともいえます。
ZARJPY売買概論 目次
- 第1回:南アフリカランド円売買の考え方
- 第2回:南アフリカランド円で威力発揮 「証拠金MAX+スワップポイント売買同値」
- 第3回:「くりっく365 建玉整理機能」の使い方 両建て派必須知識
- 第4回:両建て派 南アフリカランド円ポジションの回し方
- 第5回:南アフリカランド円 歴史と現状から見えるもの
- 第6回:買いでも売りでも恐怖 南アフリカランド円どう攻める
- 第7回:南アフリカランド円 買いで勝つための考え方
- 第8回:南アフリカランド円 RSIでみた買い基準
- 第9回:移動平均乖離率と南アフリカランド円 綱渡り武勇伝
- 第10回:南アフリカランド円 暴落後の反動狙いの鉄則検証
- 第11回:南アフリカランド円売り ヘタなのに勝てたのはなぜ?
- 第12回:南アフリリカランド円 売りで勝つための考え方 3つのポイント
- 第13回:ランド売りその3:慣れるまではポジションを小さく
- 第14回:スローストキャスティクス 南アフリカランド円売り研究その1
- 第15回:移動平均乖離率の売り目安 南アフリカランド円売り研究その2
- 第16回:ADXでみた売り時 南アフリカランド円研究 その3
- 第17回:RSIでみた売り時 南アフリカランド円研究 その4
- 最終回:ZARJPY売買今後の方針
- 番外編 前編:くりっく365 建玉整理 実例
- 番外編 後編:建玉整理 2つの優位性とは
南アフリカランド円売買2016年主力口座は以下の2つです。