南アフリカランド円売買 基本戦略
私の南アフリカランド円売買の基本的な考え方をまとめました。
買いでも売りでも恐怖 南アフリカランド円どう攻める
前回、南アフリカ共和国の概況と南アフリカランド円の長期的な値動きの特徴について書きました。
これについて書いたのは初めてではありません。7年くらい前には「【破滅の星】南アフリカランド 30年史」という無料レポートも書いています。数千のダウンロードがあったレポートなので、一読された方も多いかと思います。まだ手元にあれば、レポート内容を見直してみてください。
当時は、現在のような過去データはまだなかったのでかなり粗い計算をしています。でも、書いていることは同じです。
尚、現在は配布していませんので検索で同名のレポートを見つけても迂闊にダウンロードしたりはしないでください。
一部にはウイルスが入っていたり、変なメールが沢山届くようになるといった現象が起きるようです。
ご注意下さいませ。
以上のことより、「普通に買い続けるとなかなか利益が出せない」というのが私の南アフリカランド円への正直な感想です。ここで視点を変えると攻略の糸口が見えてきます。
「買いで破滅しやすい」
ということは逆に見れば良い訳です。
「売りで利益を出しやすい」
こういうことでもあるんですよね。
ただ、適当に売っても利益が出せないのは当然です。しかも、売りポジションには高いマイナススワップポイントが発生し、これがかなりの重圧にもなります。買いでも売りでも恐怖、それが南アフリカランド円の実像です。
こういう特徴のある南アフリカランド円を、私は以下の基本戦力で売買をしています。
私の基本戦略
- 両建てポジション中心
- 上げすぎを狙って売りポジションから仕掛ける。
- 稀に買いポジションも増やす。
これが、ここ数年の南アフリカランド円売買戦略です。
「両建て又は売りから入る たまに買いから入る」
こんな形でやっています。
既に書きましたが、両建てはスワップポイントサヤ取りを主力としてやっています。南アフリカランド円を狙ってやっている訳ではないのですが、スワップポイント差が大きく開きやすいためポジションを持つことが多いのです。
参考:スワップポイントサヤ取り 主力通貨最適組合せと運用成績
こういう気楽な売買でも、累計数百万円の利益になっています。先月一旦ポジションをゼロにしています。
そして、今月に入り新規ポジションを仕掛けてあります。この両建てポジションはチャンスがあれば時期を問わずに仕掛けていきます。
現在のような往来相場的な展開では両建てポジションを仕掛けて様子を見ています。上げ下げのどちらかに動き出したら、仕掛け検討開始という具合です。上げれば売りポジションを仕掛けていきます。
下げ始めたら、売りポジションを利益確定します。でも、買いポジションは増やしません。南アフリカランド円は下げやすい傾向のある通貨ですので、買いを入れる時期はじっくりと待ちます。私の基準では、買いを入れるチャンスは年に1〜3回程度です。
次回、具体的にどういうタイミングで仕掛けていくのかについて書かせて頂きます。まずは「買い」からです
ZARJPY売買概論 目次
- 第1回:南アフリカランド円売買の考え方
- 第2回:南アフリカランド円で威力発揮 「証拠金MAX+スワップポイント売買同値」
- 第3回:「くりっく365 建玉整理機能」の使い方 両建て派必須知識
- 第4回:両建て派 南アフリカランド円ポジションの回し方
- 第5回:南アフリカランド円 歴史と現状から見えるもの
- 第6回:買いでも売りでも恐怖 南アフリカランド円どう攻める
- 第7回:南アフリカランド円 買いで勝つための考え方
- 第8回:南アフリカランド円 RSIでみた買い基準
- 第9回:移動平均乖離率と南アフリカランド円 綱渡り武勇伝
- 第10回:南アフリカランド円 暴落後の反動狙いの鉄則検証
- 第11回:南アフリカランド円売り ヘタなのに勝てたのはなぜ?
- 第12回:南アフリリカランド円 売りで勝つための考え方 3つのポイント
- 第13回:ランド売りその3:慣れるまではポジションを小さく
- 第14回:スローストキャスティクス 南アフリカランド円売り研究その1
- 第15回:移動平均乖離率の売り目安 南アフリカランド円売り研究その2
- 第16回:ADXでみた売り時 南アフリカランド円研究 その3
- 第17回:RSIでみた売り時 南アフリカランド円研究 その4
- 最終回:ZARJPY売買今後の方針
- 番外編 前編:くりっく365 建玉整理 実例
- 番外編 後編:建玉整理 2つの優位性とは
南アフリカランド円売買2016年主力口座は以下の2つです。