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南アフリカランド円 歴史と現状から見えるもの

通貨攻略の第一歩は「その国を知ること」です。大まかな概略をまとめさせて頂きました。

南アフリカランド円 国と通貨の概略

南アフリカランド円攻略を考えるうえでまずは、国の歴史や国内情勢を確認してみましょう。

 

  • その国の大まかな歴史の流れ
  • 現在の状況
  • 国民気質のようなものがあればその特徴
  • 数十年の通貨の値動き

 

私は、運用通貨を決める際にはこれらの要件をそれぞれ大きな流れでみます。世界史の勉強をするように深くやる必要はありません。本当に大まかな感じでよいので一通り確認します。

 

すでにご存知の事ばかりかもしれませんが、復習のつもりでやってみましょう。

南アフリカ共和国って

「南アフリカ共和国 歴史」などで検索するとでてくるページを一読します。こういうときはウィキペディアが便利です。

 

参考:南アフリカ共和国の歴史

 

これを読むと、南アフリカ共和国はイギリスが介入してから数百年間、常に何かの争い事を抱えてきた国であることがわかります。その流れが現在の南アフリカ共和国の諸問題にも繋がっています。

 

  • 資源豊富
  • 教育レベルは向上中
  • 世界一の所得格差
  • 失業問題 2011年の国勢調査では失業率は29.8%
  • 世界一悪い治安
  • 平均寿命56.1歳(2012年)
  • 一人当たりGDP 6,621ドル
  • 人口約5000万人
  • 警察の腐敗深刻
  • 宗教キリスト教中心

 

アフリカの大国ではあるのですが、様々な問題を抱えている国でもあります。平均寿命については60歳まで伸びているという記事もあるのですが、いずれにせよ長生きできる国ではないようです。

 

多民族国家のため、国民気質のようなものはありません。黒人・白人が入り混じった中で個性豊かな国民が多いのだろうと推測されます。こんな資料を見ながら南アフリカ共和国の大まかなイメージを固めていきます。

 

将来大きく伸びる国にはある程度共通する特徴があります。

 

  • 高い教育水準
  • 勤勉な国民性
  • 安定した政治体制
  • 国内情勢が落ち着いている

 

これ以外にもありますが、将来大きく伸びそうな国は、その雰囲気が発展の方向性に向いているものです。これらの要件を満たす国の代表格としてはポーランドなどがあります。

 

南アフリカ共和国をみると、近年教育水準は上昇してきているものの他の要件は満たしているとはいいがたい気がします。

 

資源国のため世界経済全体が発展している時はそれなりに伸びるのですが、低迷期に自国経済を支える地力が不足しているというのが私の見方です。

 

この大まかな見方と、これまでの為替値推移を併せみます。

南アフリカランド円 50年間の値動き

便利な時代になったものです。かなり長期の値動きも検索すると容易にみつかります。過去記事ですが、こんなデータをまとめてみました。

 

参考:南アフリカランド円 50年史

 

USDZARの値動きですが、当時の米ドル円レートと合わせれば南アフリカランド円の合成レートを計算できます。1975年当時は、1ランド=345円くらいだったということになります。

 

このレートを聞いて「なんの事?」と感じる方も少なくないかもしれません。

 

2016年3月現在7円台前半の南アフリカランド円が昔は、こんな高値からこんなに下げるなんから下げるなんておかしいと感じるのが当然だからです。

 

でも、世界の為替市場ではこれくらいの下げを演じている通貨は珍しくありません。トルコリラ・ブラジルレアルなど、新興国・発展途上国系通貨の多くが同様の値動きをしています。

 

この南アフリカランド円としての結果には納得できない場合は単純にUSDZARの値動きとしてみて頂いてもよいと思います。

 

底値とか天井がないかのように上げ続けていますね。

 

この値動きを見れば「南アフリカランド円は底値という概念を持たない方が良い」という気にもなります。

 

「長期的には安くなっていく傾向がある」

 

それが南アフリカランドという通貨の宿命といえるかもしれません。でも、数年くらいは戻すこともあります。そういう時期を狙って買いを入れていくというのも有効な戦略です。

 

こんな流れを把握して売買の方針を決めます。

ZARJPY売買概論 目次

 

南アフリカランド円売買2016年主力口座は以下の2つです。

 

2016/03/09


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