スローストキャスティクス 南アフリカランド円売り研究その1
売りで使えそうなテクニカル指標としてスローストキャスティクスを取り上げました。
スローストキャスティクスと南アフリカランド円売り
南アフリカランド円売りに使えそうなテクニカル指標は、4つほど候補がありました。それぞれ個別に検証していきます。まずは、スローストキャスティクスです。DMMFXチャートでは、いかのような感になっていました。
昨年は暴落気味に推移した年だったとはいえ、ある程度の戻りで売りシグナルが発生しています。
これだけ売りシグナルがうまく出てくれるとかなり期待できそうです。
うまくいきそうだったので、MT4で簡単なEAを作ってみることにしました。私の作り方は以下のページにてまとめてあります。
簡単な方法ですが、これでも使えるEAは結構作れます。
EA化による検証
スローストキャスティクスによる南アフリカランド円売りをEA化して検証した結果をご紹介します。
設定
- ストキャスティクス設定はDMMFXと同じ
- 利益確定 60銭
- 損きり 100銭
- 売買単位 10万通貨
- 期間2008年12月23日〜2016年4月8日
この設定で行ったバックテスト結果は、以下のようになっています。
- 売買回数 32回(年に4〜5回程度)
- 勝率81.25% 26勝6敗
- 利益額8577米ドル
- PF(プロフィットファクター) 2.56
約7年半くらいの期間での検証ですが、買いの検証に比べると売買回数も多く利益額も大きくなっています。
参考:南アフリカランド円買いからの勝機 RSIでみた買い基準
買いは、基準をかなり厳しくしてやらないと利益が出せず、2年で4回程度のチャンスしかありませんでした。売りだとなかなかの好成績になっています。
10万通貨での売買でも利益額は100万円相当になっており、100万通貨単位で売買すれば、1000万円くらいの利益が出せたことになります。
なかなか良い感じです。
南アフリカランド円買いポジションを長期保有している方でも、こういう売りポジションを定期的に建てていけば、運用が安定してくるのではないかと思います。
次回は、別のテクニカル指標にて検証してみます。
ZARJPY売買概論 目次
- 第1回:南アフリカランド円売買の考え方
- 第2回:南アフリカランド円で威力発揮 「証拠金MAX+スワップポイント売買同値」
- 第3回:「くりっく365 建玉整理機能」の使い方 両建て派必須知識
- 第4回:両建て派 南アフリカランド円ポジションの回し方
- 第5回:南アフリカランド円 歴史と現状から見えるもの
- 第6回:買いでも売りでも恐怖 南アフリカランド円どう攻める
- 第7回:南アフリカランド円 買いで勝つための考え方
- 第8回:南アフリカランド円 RSIでみた買い基準
- 第9回:移動平均乖離率と南アフリカランド円 綱渡り武勇伝
- 第10回:南アフリカランド円 暴落後の反動狙いの鉄則検証
- 第11回:南アフリカランド円売り ヘタなのに勝てたのはなぜ?
- 第12回:南アフリリカランド円 売りで勝つための考え方 3つのポイント
- 第13回:ランド売りその3:慣れるまではポジションを小さく
- 第14回:スローストキャスティクス 南アフリカランド円売り研究その1
- 第15回:移動平均乖離率の売り目安 南アフリカランド円売り研究その2
- 第16回:ADXでみた売り時 南アフリカランド円研究 その3
- 第17回:RSIでみた売り時 南アフリカランド円研究 その4
- 最終回:ZARJPY売買今後の方針
- 番外編 前編:くりっく365 建玉整理 実例
- 番外編 後編:建玉整理 2つの優位性とは
南アフリカランド円売買2016年主力口座は以下の2つです。