南アフリカランド円売り ヘタなのに勝てたのはなぜ? ZARJPY概論第11回
私の南アフリカランド円売り経験で、危ない想いをした実例を紹介させて頂きます。
南アフリカランド円売り ヘタな売り方
今回より「売りのタイミング」です。南アフリカランド円は売りの方が有利とはいってもいつ売っても勝てるというわけではありません。最初に私の失敗事例をご紹介します。
これは、MT4で南アフリカランド円売り専用EAを動かしておいてポジション発生とともに、手動で売りポジションを作成したものです。なぜこんな事をやるかというと「スプレッドとスワップポイント」をより有利にするためです。
南アフリカランド円売りポジションは、スワップポイント支払いになるためFX口座の選択次第では、高負担に苦しむことになります。
この記事で使っていたOANDAJAPANのMT4は、スプレッドは狭いのですが南アフリカランド円売りポジションでのスワップポイント負担は高目でした。DMMFX口座を使うことで「同程度のスプレッド スワップポイント低負担」が実現してます。
とこrが、このポジションでちょっと怖い経験をすることになります。
南アフリカランド円 1か月で1円近く上昇
実は、この後南アフリカランド円はほとんど下がらずに上昇します。しかも、1か月で約1円というハイペースです。200万円通貨売っているので、含み損は1時200万円近くまでいきました。
しかも、売りポジションなので日々スワップポイントの支払いも発生します。精神的に「ちょっとキツイ」時期でした。
もしも、スワップポイント負担の重いFX口座であれば耐えられなかったかもしれません。
ただ、高値時期は長続きせず、1月には買い値近辺までさげてきています。最終的には利益確定となったものの、いくつもの課題を残した売買でした。
ヘタなのに勝てた理由
記事からは見つけられなかったのですが、過去には売りから2円近く上昇した経験もあります。売りポジションの数量自体は少なかったので、なんとか耐えることはできました。
その時も、最終的には下げ相場到来により収支トントンくらいで利益確定をしています。私は「南アフリカランド円で大怪我をしたことはない」と連載前半で書きましたが、それは決して安全に取れたという訳ではありません。
特に、売りポジションに慣れないうちは「マイナススワップポイントの重圧」も加わり、なかなか利益を伸ばすことができませんでした。綱渡りのような売買を続けながらも、最終的には利益となるようなパターンを続けてきています。
こんな私でもなぜ勝てたかという理由は一つしかないと感じています。
「南アフリカランド円は長期的には下げる傾向となっている」
南アフリカランド円は、大きな流れでは下げ傾向であるため私のようなヘタな売り方でも最終的には利益に持っていけたということです。
一言で書けば、「売れば勝てる」しかし「売り場を間違えれば地獄をみる」ということです。
それなりの反動を現実に経験しながら、「より安全に」と工夫をしてきたのが、私の南アフリカランド円売りです。次回より考え方とやり方をまとめていきます。
ZARJPY売買概論 目次
- 第1回:南アフリカランド円売買の考え方
- 第2回:南アフリカランド円で威力発揮 「証拠金MAX+スワップポイント売買同値」
- 第3回:「くりっく365 建玉整理機能」の使い方 両建て派必須知識
- 第4回:両建て派 南アフリカランド円ポジションの回し方
- 第5回:南アフリカランド円 歴史と現状から見えるもの
- 第6回:買いでも売りでも恐怖 南アフリカランド円どう攻める
- 第7回:南アフリカランド円 買いで勝つための考え方
- 第8回:南アフリカランド円 RSIでみた買い基準
- 第9回:移動平均乖離率と南アフリカランド円 綱渡り武勇伝
- 第10回:南アフリカランド円 暴落後の反動狙いの鉄則検証
- 第11回:南アフリカランド円売り ヘタなのに勝てたのはなぜ?
- 第12回:南アフリリカランド円 売りで勝つための考え方 3つのポイント
- 第13回:ランド売りその3:慣れるまではポジションを小さく
- 第14回:スローストキャスティクス 南アフリカランド円売り研究その1
- 第15回:移動平均乖離率の売り目安 南アフリカランド円売り研究その2
- 第16回:ADXでみた売り時 南アフリカランド円研究 その3
- 第17回:RSIでみた売り時 南アフリカランド円研究 その4
- 最終回:ZARJPY売買今後の方針
- 番外編 前編:くりっく365 建玉整理 実例
- 番外編 後編:建玉整理 2つの優位性とは
南アフリカランド円売買2016年主力口座は以下の2つです。