リピート系自動売買の魅力2018
MT4とリピート系自動売買の違いについて
前回、リピート系自動売買として公開している3口座の損益状況などについて書かせて頂きました。
利益率はまだまだなのですが、手堅く資産を増やしてきているのは確認できるかと思います。
リピート系自動売買とは、「トラリピ」や「ループイフダン」などでの総称的呼び名です。
数年前までは「トラリピ売買」とか「半自動売買」と呼ばれていたのですが、最近は総称的に「自動売買」と呼ばれることが増えているようです。
ここではリピート系自動売買と呼ぶことにしています。
単純に自動売買といっても、MT4の自動売買とはかなり違うのです。
MT4の自動売買を使いこなすには、それなりのスキルのようなものが必要になるからです。
- MT4を動かすまでのシステム的なスキル
- VPSとの契約
- EAを安定稼働させるための検証
MT4を動かすというのは、システムに慣れている方にはなんでもないことかもしれません。
でも、、私のように本来システムに強くない人間にとっては、MT4でEAが動くようになるまでが一苦労です。
多くの場合、その後有料のVPSを使っていくのですがEAを使いこなすまで相当の時間が必要になります。商用EAだからといって必ず利益を出してくれるものではないからです。
VPSや商用EAでお金を使っているのに儲からない。
MT4では、よくあるパターンです。「あまり儲かっていない」という方が多いようです。
ただ、自動売買中心の投資家は大損している人も少ない気がします。裁量トレードのように数百万円や数千万円規模でガツンと大損したという話はあまり聞きません。
自動売買に任せている分には、大損はしにくいということを暗に証明しているのかもしれません。
話がちょっとズレました。
MT4で自作EAでやっていく場合には、更に「プログラミング」のスキルも必要となります。
MT4の自動売買で利益を出していくには、なかなか長い道のりがあります。
これに対して、リピート系自動売買は手間がかかりません。
MT4でインジケーターやEAが動かなくて挫折したという話はよく効くのですが、リピート系自動売買で設定が動かせなくて挫折したという話は今のところ効いたことがありません。
「通貨名」「買いか売りか」「売買値幅」などの主要項目を決めるという単純な内容でありながら、きっちり成果を出していける仕組みです。
リピート系自動売買を使い始めて2年になります。ここまでの成績はほどほどですが、低リスク重視の設定であることを考慮すれば私自身は満足しています。
2年間続けての魅力
ピート系自動売買の魅力は昨年連載記事でまとめています。
この記事を書いてから1年経過していますが、この魅力は現在も健在です。内容を振り返ってみましょう。
各口座ともに、月に数回口座ログインするのですが資産座高を見る程度です。基本的に設定はあまりいじらずにやっていますので、手間がほとんどかかっていません。
ループイフダン口座で稼働している2つの設定は、もう1年半くらい放ったらかしです。
それでも、利益はきっちりと生み出してくれています。
リピート系自動売買は、自動売買といっても相場の大まかな方向性をもとに設定は自分でします。
「米ドル円買い設定」であれば、上げ相場でコツコツ利益を出してくれます。
MT4の自動売買では、プログラムに忠実に動くため投資家の見通しとは逆のポジションを持つことは普通にあります。利益が出ているときは良いのですが、損失を連発するような時には、これが大きなストレスになってしまいます。
このストレスは、MT4EAを自動売買で長く動かしておけない原因にもなります。
リピート系自動売買では、こういうストレスは抱えなくて済みます。
長く任せていくうえでここは重要なところです。
裁量トレードでも突然の思い付きを実行に移したために、窮地に陥ることがあります。
リピート系自動売買でもこの点同様です。
でも、万が一思い付きを稼働させてしまっても多くのポジションが建つまでは時間がかかるので修正が容易です。
リピート系自動売買では、思い付き稼働をさせても致命的な状況に至るまでには何らかの手が打てます。
ただ、一番良いのは「思い付き稼働を絶対にやらない」ことです。私も、自分のルールで禁止としています。
行ったり来たりの往来相場では、大きな力を発揮します。
リピート系自動売買は、一定値幅でポジションを自動的に作り決済を繰り返す単純なパターンを続けるだけで、手動でも出来そうな気もするのですが、手動では限界があります。
感情を持たずに自動でやるからこそ、裁量トレードでは取り切れない往来相場をしっかりと収益源に変えてくれます。
リピート系自動売買は、ネット上でも多くのアイデアが公開されています。それらを参考にして自分の稼働アイデアを練るのも面白いです。
リピート系自動売買は、低リスクで設定しても年間10%以上の利益率になることは難しくはありません。
バラツキはあるものの、収益の出方もある程度平均化しています。
短期で大きく稼げることは稀です。数ヶ月段階では、含み損が残ることも多いので、上げ下げが一巡する一相場は続けるべきです。
長期で何年も続けることを前提に利用すべき運用法と思っています。
最近は、余裕資金をスワップポイントサヤ取りポジション用に使うことも多くなりました。
稼働させている設定が低リスクなものばかりですので、私のリピート系自動売買口座ではほぼ常時大きな余裕資金があります。
回数は少ないのですが、リピート系自動売買で使っている口座がスワップポイントサヤ取りで使えるスワップポイント水準になることも年に何度かあります。
その時には、資金移動はせずに余裕資金の範囲内で両建てポジションを作っています。
年間数万円程度のお小遣い程度ですが、利益上乗せに貢献してくれています。
リピート系自動売買の魅力 まとめ
7つの魅力以外にもリピート系自動売買には様々なメリットがあります。
仕組みはすごく単純なのですが、利益を生み出す手段として優れていると感じています。
私は、元々リピート系自動売買には半信半疑でした。ただの注文方法のようは扱いで存在は知っていたものの、使うことは躊躇していたのです。使い始めて、その単純さが大きなメリットであことがよくわかりました。
単純な仕組みなのに、しっかりと利益が出せる。
これ、凄く大きなメリットですよね。初心者の方でも利益を出していくための手段としてリピート系自動売買はおすすめできます。
リピート系自動売買2018 目次
- 第1回:リピート系自動売買2018年までの運用成績
- 第2回:リピート系自動売買の魅力2018
- 第3回:「損失加速のリスク」FX自動売買運用で2018年の注意点
- 第4回:FX自動売買を安定収益源とするための鉄則
- 第5回:トラリピ手数料無料キャンペーン2018年のユニークな内容活用
- 第6回:自動売買 運用通貨ペア選びのルール2018
- 第7回:リピート系自動売買 運用設定基本ルール
- 第8回:稼働後のルール 自動売買成功のための要
- 第9回:追加設定ルール 先人の失敗から学ぶ
- 第10回:両建てルール トライオートFX口座を両建口座とする理由
- 第11回:トラリピ口座戦略 2018年度版
- 第12回:ループイフダン口座戦略 2018年度版
- 第13回:トライオートFX口座戦略 2018年度版
- 第14回:リピート系自動売買を安定継続するコツ
- 第15回:FX自動売買の資金管理の具体例 その2:余裕資金を十分に持たせる。
- 第16回:その3:口座特徴の把握と現実的な運用
- 第17回:リピート系自動売買安定運用のポイント その4・その5
- 第18回:リピート系自動売買2018 最終回