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トライオートFXで両建てしたくなった時に読む記事

トライオートFXを使った両建て設定は魅力的です。両建てによるトライオートFX自動売買は、往来相場で非常に有効な反面リスクも抱えているのでそれを理解して使うことが大切です。ここでは、私自身の自動売買口座での両建てルールをご紹介させていただきます。何かの参考になれば幸いです。

両建てルール

ここまでのルール補足でも書いたのですが、現状私の設定は「米ドル円買い」「豪ドル円買い」などプラススワップポイント受けとりのものばかりです。

 

「長期的には円安の方向性」と見ているので、その見通しに変化が出ない限り、この基本方針は変わりません。

 

その宿命として、円高相場などでは含み損が増加する仕掛けになっています。

 

米ドル・豪ドルが下落する展開のときの対応は、「黙ってみている時」と「売りポジションを作って両建てにする時」の2つに分かれます。

 

どちらで対応するかは、その時点の相場環境次第なのでそこまではルール化していません。でも、「売りポジションを作って両建てにする時」のルールは決めてあります。

 

今回はその内容をご紹介させて頂きます。

 

両建て時のルール

 

  • 両建ては3条件を満たす口座でのみ行う。
  • 売買対象は、保有ポジションの反対ポジションに限る。
  • 両建てにするときは、手動注文で行う。
  • 自動売買の両建てはやらない。

 

以下、いつものように補足させていただきます。

 

その1:両建ては3条件を満たす口座でのみ行う。

 

両建て運用をするリピート系自動売買口座の基準が3つあります。その3条件とはこれです。

 

  • 証拠金MAX採用口座
  • 低スプレッド
  • マイナススワップポイント負担が小さい

 

証拠金MAX採用口座」は、買いポジションを保有していて同じ通貨ペアの売りポジションを作った際に、証拠金を共有できる口座のことです。

 

この制度採用口座では、両建て時の必要証拠金を少なくできるため資金的余裕を大きく作っておくことができます。

 

ちなみに、「トラリピ」「ループイフダン」「トライオートFX」のリピート系自動売買3口座は、いずれも「証拠金MAX制度採用口座」です。

 

どこのFX口座も証拠金MAX制度を採用しているというものでもありません。

 

参考までに書くと、大手FX業者のDMMFXは「証拠金MAX制度不採用口座」です。このため、DMMFX口座は両建て時には、買いポジション・売りポジションともに証拠金が必要となります。

 

低スプレッドも重要です。

 

使っているリピート系自動売買口座の中では、通常の裁量トレード口座と同等の水準をトライオートFXが提供してくれています。

 

そして、「マイナススワップポイント負担が小さい」ことも重要です。長期保有となる可能性もあるため、日が経つにつれて心理的負担が大きくなるマイナススワップポイント高負担口座は避けます。

 

3口座をこの3条件で比較すると、2018年5月段階で最も両建てにふさわしいのは「トライオートFX」口座です。

 

なので、両建て運用は現状トライオートFX口座でのみ行っています。

 

その2:売買対象は、保有ポジションの反対ポジションに限る。

 

自動売買で米ドル円買いポジションを保有中であれば、作る売りポジションは「米ドル円売りポジション」とするという意味です。

 

「売りポジションはユーロ円で行う」といったやり方はしません。

 

これには2つの理由があります。

 

1つ目は運用全体の複雑化を防ぐためです。

 

買いは米ドル円、売りはユーロ円や英ポンド円などとなってくると口座管理が複雑化してきます。

 

運用上も、保有している通貨ペア分だけ動向を注視していかねばならなくなります。

 

ユーロ円・英ポンド円・米ドル円と3通貨ペア保有していれば、管理は複雑化しポジション操作なども手間がかかります。

 

一方、保有通貨が米ドル円だけであれば1通貨だけを見ていればよいので運用管理も楽です。

 

2つ目は撤退をスムーズに行うためです。

 

私のリピート系自動売買では、売りポジションはいつかは「撤退」するということを前提に建てるポジションです。

 

  • 自動売買での米ドル円買いは長期前提
  • 手動売買での米ドル円売りは短期〜中期前提

 

こういう流れで動かしています。

 

数通貨ペアの売りポジションを保有していると、大きな決断をするときにスムーズにできない状況も起こりえます。

 

例えば、「損きりを決断」するときでも米ドル円1通貨だけであれば、比較的スンナリ実行できます。

 

これが、ユーロ円・英ポンド円と増えてくると「この通貨はまだ保有しておこう」という気持ちも出てくるものです。

 

これは、実際の運用上で私自身が感じたことでもあります。

 

売りポジションを利益のまま終わらせられるような局面では、多通貨ペア保有していても大丈夫なんです。それまでの利益という余裕があるせいか、スムーズに決済ができます。

 

問題は「損きり撤退」です。

 

「売りによる両建てポジション」は、上げ転換によって「損きり撤退で終了」ということもあります。

 

こういう時は、損がでようとなんだろうとすぐに撤退するのが最良の一手です。数通貨ペアの売りポジションを保有していたりすると、ここの判断は相当ぬるくなります。こういう局面で、損きり撤退が迅速にできないと、その後苦しむ原因にもなりかねません。

 

そういう事を防ぐためのルールです。

 

その3:両建てにするときは、手動注文で行う。

 

売りポジションを作って両建てにする際は、自動売買は使いません。基本的に手動注文でやっています。

 

なので、私のリピート系自動売買口座での両建ては「手動売り+自動売買買い」の形になります。

 

こうした理由は1つです。

 

「撤退をスムーズに行うためです。」

 

実は、過去に自動売買による売り仕掛けをやったことがあります。

 

流れが変われば、自動売買を終了してポジションを決済するのですが、少々手間取りました。

 

こういうのって、うまくいかないんです。

 

5本くらいあった売りポジションを1本1本決済していくのですが、途中で「このポジション残しておこうか」なんて雑念がでてきたりします。

 

挙句の果てには、「売りの自動売買も一部残そうか」という気持ちまででてきてしまうのです。

 

相場の流れが変わっているのですから、そんな悠長なことを言っている場合ではありません。大きく上げる前に速やかに撤退するべきなのです。

 

それでも、保有ポジションの本数が多かったり自動売買設定になっていたりすると余計なことを考えてしまっていました。

 

手動注文が1本から2本程度であればこういうことはありません。撤退となれば、軍隊の精鋭部隊の如く速やかに撤収することが可能です。

 

売りポジションが手動注文の1本か2本程度しかなければ決済もスムーズです。

 

でも、自動売買で5本や10本の売りポジションがあると勝手が違ってきてしまいます。

 

同じ10万通貨の売りポジションでも、ポジション数が1本と5本では、ポジション操作のし易さが全然違う。

 

意外な気がするかもしれませんが、事実です。

 

これは、私自身もやってみてわかったことです。

 

そのために、これをルール化したという次第です。

 

その4:自動売買の両建てはやらない。

 

自動売買での両建ては現状禁止としています。理由はこの前のところでも書いたことと重なります。

 

自動売買の両建ては、「当面往来相場が続く」という見通しがあって有効になります。為替相場は往来相場が数ヶ月続くことが多いので、自動売買両建てが有効な局面は多いです。

 

でも、往来相場後のトレンド発生が正念場となります。

 

ここ数年、主要通貨の為替変動は変動値幅は狭めでの往来相場が続いていました。こういう展開が今後も続くのであれば、自動売買の両建てでかなりの収益が見込めるだろうと思います。

 

でも、ずっとは続かないです。

 

どこかで大きなトレンドが発生することになります。

 

でも、ここ数年の値動きに慣れていると、「いずれは戻る」と考えてしまって逃げ遅れてしまう可能性も高くなります。

 

繰り返しになるのですが、自動売買の両建ては、大きな流れができたときの撤退が難しいのです。

 

トレンドが発生すると、両建ての片方の設定は含み損が急増します。それと同時にもう片方は回転売買で利益が発生するもののポジション数は少なく、両建て全体としてみたときには大きな含み損を抱えた状況となります。

 

その後に、相場が再転換して戻ってくれば良いのですが、そうなるかどうかは運次第です。大きなトレンドが続けば、今までの通算利益を超えてアシが出るくらいの痛手を負う事だってあり得ます。この自動売買両建てパターンの損きりは、裁量トレードの損きりよりも気力が必要で難易度が高いという気がします。

 

これは、そういう悪循環にはまらないためのルールでもあります。

 

両建てはほどほどにする

 

「ここはもう少し底がありそうだ」という時期にこのルールでの両建てを行っています。ただ、頻度は年に1〜2度程度というといころでそれほど多くはありません。

 

こういうのは、調子に乗って頻度を増やすと調子が狂ってきやすいので慎重にやっています。

 

これまでのところ、慎重にやっているせいか、大きく足が出るような失敗はありません。

 

これからも、基本的には「米ドル円買い」「豪ドル円買い」の設定だけを動かしておき、たまに売りポジションを手動で仕掛けるという形で良いかなと思っています。

 

両建ては、技術を身に着けていけば強力な武器となります。

 

両建てによって、買いポジションを保有していて大きな下げとなった時など、それほど苦痛少なく下げ相場を見ていることも出来るというメリットもあります。

 

今回のルールを元に、大きな下げ相場を中心に売りポジションを作る形で「両建て運用による利益」を少しづつ上乗せしていくつもりでいます。

リピート系自動売買2018 目次

2018/05/16


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